住民売り考察日記65　同一カテゴリ統一での商品ずらし

ハロー、歯車木工店#29915です。久しぶりです。

今回、無競合環境下の基礎来店回数について、同一カテゴリで単一商品売りした時と商品をずらした時で差が出るのか調べてみました。

※　その前におさらい：無競合環境下の基礎来店回数とは
soldout2の世界ではこれまでの調査結果から「単価」「棚数」「カテゴリ」により各店に発生する来店回数が変動することが分かっている。
また、各店は下記調査結果より、半径距離３以内に棚置きがある他店があると「商品の価値」により他店に発生する来店を吸収し合う（競合）により、来店回数が増減することが分かっている。
この時、半径距離３マス以内に他店が存在しない環境で来店回数を調べることで、その条件下で単体の店に発生する来店回数の量を調べることができる。この、競合の影響を除いた無競合環境下の基礎来店回数で比較調査を行っております。
関連する記事：過去の調査１過去の調査２過去の調査３過去の調査４過去の調査５

～結果～
○　同一カテゴリ統一棚で、単体商品を並べた時と、複数商品を並べた時で、基礎来店回数に差はない。
○　2022年６月アプデ前と同様、単一カテゴリ置きは、複数カテゴリ置きに比べ、第４関心住民の来店量が少なく、時間当たり総来店回数稼ぎには複数カテゴリ置きの方が有利となっている。
○　内部価値による選択割合差がやっぱりつきにくい

２　実験方法

場所はいつものサファイアの無競合の場所で調査。白いマスのところ。

下記のとおり、７棚を利用して概ね70h以上、全ての商品を5,000G置きで連続販売をして「お客様の声」を集計した。

実験１と２は、「複数カテゴリ置きと単カテゴリ置きの差」
実験２と３は「単商品置きと商品ずらしの差」
実験３と４はオマケで調査した「一番内部価値が高いと思われる商品を、レシピでもっと強そうな商品に置き換えるとどうなるか」

こういう比較をしてみました。

１　実験結果

○複数カテゴリを配置した実験１は単カテゴリの２～４よりも1.7倍の基礎来店回数となった
○この結果は2022年6月アプデ前の過去の調査結果と類似するものとなっている。
○新発見として、実験２～実験４の間の差が見られないことから、単一商品置きをしても、内部価値の異なる商品を並べたとしても、「単価」「カテゴリ」「棚数」に違いがない限り、基礎来店回数の発生においては、差がみられないことが分かった

なお、来店住民の内訳は次のとおりとなる。（調査時間70h分に統一し、その中で発生した来店回数を集計）

○単カテゴリ置きの実験２～４は来店する住民に似たような傾向が見られ、これは住民の「第１～第４関心」によるものと考えられる。過去の調査結果でも同様の動きは見られる。
○複数カテゴリ配置である実験１においては、単カテゴリでは来店が見られない第４関心住民も万遍なく来店が見られ、それにより総来店回数が多いと考えられる

最後に、実験３と４で、住民の商品選択割合がどうであったかのデータを掲載。
公式品のみ７剣並べたうち、一番内部価値が高いと思われるオリハルコンの剣だけを、それよりも価値が高そうと思われるレシピと入れ替えた場合、どういう選択回数・割合になるか比較したかった。
なお、使わせて頂いたレシピ品は３段階派生お宝系レシピの３段目。
１段目

２段目
!
３段目

これを見てもらえば分かると思いますが、内部価値の違いによる商品選択の差がほぼ付かず、一番価値が高いと思われる商品を変えてもそんなに変化は見られませんでした。
関心の高い住民は多少傾斜が付くものの、全住民合計で見ると差がほぼ見えません。
以前、９棚で調査した時はもうちょっと選択差が見えたのですが、
恐らく配分傾斜が緩やかに設定されており、競合総棚数が少ないと差が分からないくらいになっているのではと予想しています。
棚数が増えれば増える程（棚数が多い商店街ならば）、内部価値の違いによる選択差は少しずつ広がるが、１店舗の棚数の競合程度では、「何を置いても売れ行きは大して変わらん」状態になるくらいの傾斜設定になっている、という予想です。７棚じゃ、オリハルコンの剣を5,000Gで置こうが、木刀を5,000Gで置こうが、大体選択割合は同じ。

そして、カテゴリ専門店をやろうと思った時に、商品をずらしてもずらさなくても基礎来店回数に影響はでないことが分かりましたので、木刀専門店も安心してできますね（他店が周りにある競合環境下では、どうしても競合負けの影響は多少出ると思いますがそこはあしからず。）

2022年６月アプデが、「誰がどんなスタイルでおいても万遍なく売れる」状態になったんだなぁと改めて思いましたとさ。
（上記は、競合の影響がない環境下での調査結果であることを、お忘れなく。実際の商店街（競合あり）では、違う挙動になると考えられます）

それでは2022年の記事はこれが最後になりますが、良いお年を('ω')