最序盤の迷走はあったものの、ビン作りを始めてから数ヶ月。
今日、ついに「孤高」の称号を手にした。
ひたすら誰となく砂を注文し、市場に安く出回る店売りの炉を時々買い足しては、ひたすらガラスを、そしてビンを作り続ける日々。
特定の取引相手すら持たず、ビンの注文を無心で片付け、そして棚に補充する。
それはまさしく、「孤高」の名に相応しい。
そしていつか、「伝説」と呼ばれるその日にも。
あえて「細工師」としてではなく、「伝説のビン屋」と呼ばれる身で有りたい。
そして、いつの日か。
また「にっこり」と笑いながら、それでもビンを作り続けたい。
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