のりたま
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店主に12の質問(2019)
店主に12の質問
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店主に12の質問 〜 のりたま

(めずらしくおばさまたちも帰ったし、休憩にしちゃおう!)

自称「MUTOYS島婦人会」の会議はとてつもなく長い。
ご婦人たちのおしゃべりは、夕方のミミ星人の歌が聴こえてくるまで止まらないし、付き合わされる方はたまったもんじゃない。
しかし、今日は用があるとかで早々に解散していった。
店主のりたまは、扉に準備中の札をかけると、外に置いてあるベンチへと向かった。

昼すぎに妖精たちと集まってうたた寝をするのが、店主にとって至福のひと時である。
腰を落ち着け、順番に妖精を座らせていくと、思わずあくびが一つ出た。
「ふわぁ〜」と隣の妖精に連鎖していくのを聞きながら、春の陽気に誘われ、まどろみに落ちていった。


まぶたを閉じてから5分ほど経った頃だろうか。
ふいに、視界が暗くなった。

はっと目が覚めて体を起こすと、顔の上から紙がはらりと落ちていった。
目の前には、しゃかりきミオさんのところの妖精がいた。
ミオさんの妖精は、ささっと足元に落ちた紙を拾い、早く読めといった風に紙を広げて目の前へ差し出してきた。
「ちょっ、、ちょっと、近い!見えないって〜」
妖精から紙を預かって見てみると、イカインゴットの注文書だった。
顔なじみの店主から注文が来ると、なんだか少し嬉しい気持ちになる。
「オッケー!急いで準備するね!!お店の中へどうぞ〜」
倉庫妖精に商品を取りに行かせ、自分はいそいそと注文書にサインを書き、間違いがないか確認した。

倉庫から出てきた商品は、そこそこ大きな袋にまとめられていた。
「重いけど100個も持てるかな?大丈夫?」
ミオさんの妖精がうなずき、お金を財布から出して渡してきたので、
(ま、大丈夫だろう)と商品を手渡した。

さすが、大店の妖精はよく働く。
すでに店の扉を開けて出て行こうとするところで、背中に向かって「まいどあり〜!ミオさんによろしくね!」と声をかけた。
すると、突然、開けかけた扉をバーンと閉め、ミオさんの店の妖精がカウンターの前まで戻ってきた。
妖精は、腰のポーチから紙を数枚取り出し、店主の目の前に突き出し、渡してきた。
「ん、忘れ物?これなんのやつ!?」

紙を広げて見てみると、アンケートのような物だった。
image店主に12の質問・お店のお名前と、お店のある場所を教えてください(あれば店主名も)・普段はどんな作業をしていますか?・販売棚にはどんなものを置いていますか?・今はなんの業種・職種ですか?・今後やってみたい業種・職種はありますか?・自作レシピ(又は好きなレシピ)はありますか?・普段のプレイスタイルは?・所属している組合はありますか?・SO2関係で楽しかったエピソードはありますか?(街板の話、イベント、セールなど)・SO2以外だと、普段何で遊んでますか?(ゲーム、他)・もうかりまっか?・MUTOYS島管理人 Mu氏に一言!
「よく分かんないけど、これに書いて渡したらいいのかな?」
紙をじっと眺めていた店主が顔を上げると、もう妖精は帰ってしまったあとだった。

(さすが、今日も忙しそうだなー)
もう一度じっくりと質問を読み返してから、ペンを取り、一つ一つ質問に答えていった。


お店のお名前と、お店のある場所を教えてください

バトル街の離れ小島で同名のお店を営んでいる、のりたまです〜

普段はどんな作業をしていますか?

イカを釣って炉にくべて、旅立つ少年に持たせています。

販売棚にはどんなものを置いていますか?

イカインゴット」「海旅のゆくえ」「ソルトワンド(#4676:ナヴィガトリアさん)」と「サンライトミルク(#5471:ファーストステップさん)」とです

今はなんの業種・職種ですか?

最近「老舗商店で孤高の漁師」になりました!

今後やってみたい業種・職種はありますか?

サイクロプスとの酒盛りに挑んでみたいです。
でも、まだヌシ様が「お主には早いと密造に協力してくださらないので、まずはヌシ様に認めてもらえるよう修行中です。

自作レシピ(又は好きなレシピ)はありますか?

【自作】
イカインゴット#4215
塩魔法陣#4347
海旅のゆくえ#5488
【好きなレシピ】
最近「もふもふボウ#5908」にハマっています。もふもふ。

普段のプレイスタイルは?

おじょうちゃんがイカインゴットまとめ買いするのを見て、背景を妄想しています。昨日も5本買いに来たけど、1人で食べるのかなー。

所属している組合はありますか?

無いです。

SO2関係で楽しかったエピソードはありますか?

セールでいろんな人が動くのが面白いです。※街セールに憧れています

SO2以外だと、普段何で遊んでますか?

「小さな羊」というもふもふ製造ゲーです。

もうかりまっか?

たぶん普通に塩と水を作って売ってる方がもうかる。
でも、住人が買ってくれる方がなんか楽しくてすきです!

MUTOYS島管理人 Mu氏に一言!

SO2楽しいです!これからもお世話になります〜


「やっと、できた……!!」
(紙が風にさらわれて何度か書き直したけど、わたしがんばった!!)

書き上げた紙を急いで、近くにいた妖精に手渡した。
「これ、頑張って書いたから、絶対におとさないでね!風にとばされないようにしっかり持って!」
妖精はうなずいた。

「バトンだし、とりあえずバトル街の人に渡しておいで〜」
妖精はコクンと深くうなずいて、くるりと背をむけ店を出発した。

その後ろ姿を見送った店主は何とも言えない満足感につつまれた。
(これで安心……もうひと眠りしよ…)
店主と留守番の妖精たちは、ふたたび店先のベンチに腰掛けてまぶたを閉じるのだった。


それから少し経って、妖精はバトル街の人を発見し、店主から預かった紙を彼に向かって差し出した。
「ぼくにくれるの?ありがとう!」
彼は顔をぱっと輝かせて受け取った。

先日、お店にやってきた彼は「字が書けるようになったんだよ!」と店中に自慢して帰った。
お手紙みたいだし字が書ける彼がぴったりだろう。妖精は、そう判断したのだ。

店へと戻っていく妖精を見送り、しょうねんは手の中のかっこいい紙を眺めてにんまりとした。
「なににつかおうかな〜」
ふと、先週買ってもらった絵本を思い出した。
そういえば、かっこいい紙を手に入れたきまぐれミミ星人が、紙ヒコーキを折って海にとばしていた。
なぜだか分からないけど、紙ヒコーキは山を越え川を越えて、どこまでも飛んでいくという話だ。
しょうねんは、もらった紙をぜんぶ重ねてヒコーキを折った。
そして、わくわくする想いに突き動かされて、近くの海辺へと駆けだした。

海辺へ着くと、走ってきた勢いそのままに、振りかぶって紙ヒコーキを空へと放った。
「やばっ失敗した!落ちる!」
しょうねんの手から放り出された紙ヒコーキは頭から海に吸い込まれていくかと思えた。
が、いまにも海面に着こうとするその瞬間、ふわりと頭が上へ向き、一気に浮かび上がった。
そして、潮風に揺られるようにしながらだんだんと空高く上がっていき、ついには見えなくなった。


深夜テンションで書きました。
なんか不思議不思議な力で、紙ヒコーキ、アレクさんに届け〜〜!(っ˙༥˙)╮=͟͟͞͞📃

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