・第一節
ムとムアヌの率いる軍団が攻め寄せるのをイムは知り、父のアヌに相談した。
・第二節
アヌはイヌに立ち向かうように指示したが失敗した。次にアヌはイヌアを立ち向かわせたがこれも失敗した。
・第三節
2度計画に失敗し、アヌは考えこう提案した。
「ウヌはどうだろう、ムアヌに立ち向かうだけの能力を備えているのではないか。」
・第四節
ウヌはムアヌの軍勢を抑えることと引き換えに、一族の最高位につくことを条件にして、これをアヌが了承した。
・第五節
アヌはアムに、イヌとイヌアが敗退した経緯とウヌの提案を一族に伝えるようにと命令したが、これをアムは認めなかった。
・第六節
ウヌが真の王者に相応しいかどうかを決めるため主なる神のもとで集会が開かれた。
・第七節
一族の決定に従い、ウヌは一族の王座に誘われた。そこでウヌの能力が本物であるのかどうかが試された。
・第八節
アヌの杖はヌシ(蛇?)に、ウヌの杖は大ヌシ(大蛇?)になり、大ヌシはヌシを飲み込んだ。
・第九節
アヌの試験に合格すると「ウヌこそ、我らの真の王者だ」という一族の歓声の声に応え、ウヌはパプリカの兜とマントをアヌから継承した。
・第十節
ウヌがムアヌの前に姿を表すとムアヌは怖気づいてしまった。
・第十一節
ムはさらに怒り狂い、ムはウヌと一騎打ちを申し込んだ。
・第十二節
ムは大ヌシの姿でウヌを丸のみにしようと大口を開けて襲い掛かった。
・第十三節
ウヌはムの口に風を送り込んで体を引き裂き、心臓に矢を刺してとどめをさした。
・第十四節
それからムアヌを殺し「天命のまな板」を奪い取り、自分の刻印を押して、自らの胸に飾った。
・第十五節
ムを成敗したウヌは、ムが造りだした怪物たちを残らず捕らえ「天の網」に閉じ込めた。
・第十六節
このようにして全ての敵を処分してしまうと、ウヌは引き裂かれたムの身体を二つに割って1つを天蓋にし、怪物たちが再び地上に現れないようにした。
・第十七節
もう一つを冥界の底に貼り付け人々の心が闇に惑わされないようにした。
・第十八節
大ヌシ(ム)の尾から出てきた怖陰魔末久瑠剣(フィンマックールノツルギ)は主への供え物とした。
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