皆様ごきげんよう。アメジスト街で慎ましく商売しております、傾月です。
本日は、駆け出し店舗からそろそろ改装しようかとお考えの店主諸氏に向けた注意喚起を行いたいと考えております。
それは“「青設計図」の店舗は若手店主には不向きである”、ということです。
ここで言う「青設計図」とは、蔵・露天商・作業場・ベースキャンプ・運び屋の5種類の店舗であり、それらのアイコンが青い設計図の絵をしていることからこちらで勝手に名付けたものです。Wikiでは「やや特化型」と記載されているカテゴリの店舗ですね。ではなぜ若手店主にそれらが不向きなのか、事例を見て解説していきましょう。
Kさんの事例
Kさん(仮名)は肉屋志望です。彼は駆け出し店舗で修行を続け、基本ステータスLVが5になりました。販売枠や作業枠・輸送枠が3つから4つに増え、これまでよりずっと儲けやすくなりました。ここでKさんは考えます。(そろそろ屋内作業特化の建物に改装しようかな?) と。
彼は仕入れページから、設計図を見比べました。そこにはこう書いてあります。
作業場 Lv9時[販売4/作業6(屋内速度115%)/ 輸送4]
アトリエ Lv9時[販売3/作業7(屋内速度115%)/ 輸送3]
Kさんは思いました。(せっかく販売が4枠に増えたのに、アトリエに改装したら3に戻ってしまうのか・・・枠の合計だって作業場が14に対してアトリエは13じゃあないか・・・。)かくして、Kさんは自身の店舗を作業場に改装しました。そして完成したのは・・・販売3/作業4/輸送3という、なんともみすぼらしいお店だったのです!
作業場の販売枠・輸送枠が4になるのはLv9に上がった時であり、LV8まではアトリエと同じ3枠なのでした。そしてさらに追い打ちをかけるように、Lv5のアトリエの作業枠は作業場よりも多い5。作業場は完全に負けてしまっています。
作業場 Lv5時[販売3/作業4(屋内速度107%)/ 輸送3]
アトリエ Lv5時[販売3/作業5(屋内速度107%)/ 輸送3]
Kさんが「Lv5のアトリエだったら販売3/作業5/輸送3になるよ。」という情報を知ったのはそれから数日後でした。後悔先に立たず。まあ、そんなこともありましたが、彼はめげずにアトリエの改装資金稼ぎに奔走し、今もそのアトリエで商売をしています。
作業場とアトリエに限らず、露天商とよろず屋、蔵と倉庫、ベースキャンプと山小屋、運び屋と便利屋と言ったように、「青設計図」の店舗に対応する特化店舗は、苦手分野の枠数がLV9になるまで一緒になっています。つまり若手が改装しても、その実力を生かしきれないのです。
“Kさん”は島に溢れている!?
さて、店主諸氏のニヤニヤする顔が目に浮かぶようでありますが、「Kさん」とはこの私、傾月の事です。恥ずかしながら、私は作業場の改装費用15万Gをドブに捨ててしまったわけですね。恥ずかしい失敗ではありますが、あえてココに書かせていただきましょう。
“Kさん”のような考えをする人間はたくさんいるのか、はたまた設計図や改装費用の安さがミスリードを誘発しているのか、地図を見回していると“Kさん”はMUTOYS島各地に出没しているみたいです。熟練店主が増え、お知らせページに店舗性能一覧が掲載された今、“Kさん”の数が減っていくことを期待しております。
最後に。勘違いしないでいただきたいのは、「青設計図」の店舗が改装価値の全くない店舗ではないということです。修行を終え、Lv9になった店主の前では、そのバランスの良さが魅力的に見えることもあるかもしれません。長いながい修行を終えた先には、ご一考を。
本記事は以上です。
それでは、皆さまのご商運をお祈り申し上げます。
アメジスト街25-40 傾月
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