暦見ジューサンヤ
きっかけ
旦那と店にいる妖せいさんたちはよく革を加工しています。どうやって作るのか、お店のおくをのぞいても、使う道具はいつも別べつです。旦那に話をきいてみても、「作り方を見て、そういう形にしようと思うと切れる」と言われてあんまりなっとくできませんでした。
今日は、革細工の知しきを深めたいと思う旦那と一しょに、島の外ςへ道具のお勉強に出かけました。
道具たち
1:切る
革は紙とちがってじょうぶなので、切るときには特別なはさみを使ったリ、「革包丁」や「別たち」と呼ばれる、のみに似た道具を使うそうです。どちらの道具も.革に対して、少しかたむけるように置いてから、手前に引いて切ります。
2:すく
すくとは革をうすくしたり、みぞをつけることです。革包丁を使うことも多いですが、野菜の皮むきのような「スーパースカイバー」や、小さい「豆カンナ」という道具も使います。
3:穴あけ
革に穴をあけるのは、かざり以外にも糸や革ひもを通すためだったり、金具の取り付けをするためだったりします。穴の目的それぞれに「目打ち」があって、木づちで打ち付けて穴をあけるようです。
おでかけ
MUTOYS島から抜け出して、勉強のためにいくつかお店を回りました。ホームセンタ-でも、レザークラフトのお店でも、たなにずらりと革包丁や目打ちの道具が並んでいました。おみやげに小さい革にイニシャルを打ってもらいました。
まとめ
一見かんたんに見える革の切り方にも、多くの道具が使われていました。もし気になったら、ほかの仕事でもどんな道具が使わ れているか調べてみたいです。
保護者役より:
傾月と申します。此度は一店主の些細な提案にご参加いただき、ありがとうございます。彼女は島の外、すなわち我々店主の故郷に関してあまり知りませんので、資料情報などはワタシが補足いたします。
今後とも、ワタシとジューサンヤをよろしくお願いいたします。
参考資料
日本ヴォーグ社 (2006) 『革の技法 楽しむための基本』(ISBN 4-529-04198-0)
訪問店舗
犬山革工房 〒484-0083 愛知県犬山市東古券677
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