「私、気になります。」
どこかで聞いたことがあるような気がする言葉が店に響き渡る。
声の主は販売棚を管理してくれている妖精だった。
「何が気になるんだ。」と私は尋ねた。
「大きな街にいけばお金持ちの人がたくさんいるから商品が高く売れるとききました。
うちで扱っているお宝が大きな街でどのくらいで売れるのか気になります。」と彼女は言う。
なるほど、そうきたか。
かつて第三都市を名乗っていたこの街もよそに押されて今では普通の街に成り下がってしまった。
人口の多い隣町にいけば各地から引き取っている商品は今より高く取引できる可能性が高い。
なによりガラクタ扱いされることもあるお宝にどの程度の可能性があるのかは興味深い。
「じゃあ一度、引っ越すか。」と私が言う。
「本当ですか。」と彼女は少し嬉しそうだ。
「引っ越しの準備をするから他の子たちを集めてくれるか。」と頼むと彼女は出て行った。
ということでエメラルド街に引っ越してNPCの購入額の限界を調べることにしました。
うまく道沿いを確保して検証開始。
検証開始二日の現時点での最高値がこちらになります。
経験上、虎徹あたりならもっと高値で売れるかもしれませんが、それは今後の検証事項とします。
最高値が更新出来たらまた投稿するかもしれません。
P.S. 引越しに伴い運送屋から便利屋になりました。
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