「小さな島で自給自足の商売をしてみたい!」
これは多くの店主が夢見るライフスタイルのひとつだろう。
実際ワタシもその一人で、役人どもに高いカネを払ってアジトに移り住んだ。ヤッツケ仕事で盛り上げた砂山にそびえ立つ、一階建ての楼閣。ちょっと不釣り合いだが、これがここMUTOYSでの商売の流儀だからな。
足元の砂地と、まばらにたたずむご近所さん達を除けば、辺り一面濃青を湛えた海が広がっている。生命の母と言う名前に違わず、魚も動物も、そしてモンスターたちも沢山住んでいるんだ。
そういう場所だから、孤島では想像通りにいろんなことができる。魚を釣ってもいいし、塩水を飲み水として取り出してもいい。その水を魔法で凍らせたら、狩ってきた鳥を弁当にして勇者の真似事をするのも自由だ!…もっとも、焦土ほど悪い子たちはいないから、消耗品をかなり自作しないと商売にならないが。
ま、あれもこれも出来るってことはアンタの計画性だとか、総合力が試されるぞ。海水分離から勇者・地図探索までやった場合、倉庫はカツカツ、屋内外の作業も入り乱れることになるからな。ワタシはこまめに材料を売り抜いたり、作業場とベースキャンプを切り替えたりして対応しているぞ。
目まぐるしいが、それだけやりがいもある孤島生活。おカネが貯まったらぜひチャレンジしてみてくれ!
とある孤島店主
コメント
コメントにはログインが必要です