とある隠居店主、引退した後の景色を語る

　「やあやあ、#79969の隠遁者でありまする」

　2023-24年にSO2をやっていた方で私の過去の記事をみた方は見覚えがあるのではないだろうか。

そして、始まる独白

　この記事を書く前の「隠遁者」という名前の私はもう居ないけれど、最初の記事の書き出しはなぜかそういう書き出しにしたかった。何かを書き残したくなった時に、ここよりも良い世界を見つけられなかったことも理由かもしれない。NOTEなどの新しいブログなどで挑戦するのも手かもしれないが、しかし、そこで私は誰に何が書きたいのか判らない。私の創作のための大切なものが入っていた壺はもう壊れてしまったからだ。

　これはそんなシニカルな気分に浸っている者の「何か」なのかもしれない。こうして書くことで、何かが手に入ると一抹の希望を感じているのが自分で判る。この記事はきっと長文になるだろう。なにせ約1年ぶりに筆を執るのだから。私の文章をまだ読みたい人なんているのだろうか。わからない。でも、読むのがつらくなったら、すぐにプラウザバックなりして閉じてほしい。この記事はきっとそこまでして読んで手に入るものは何もないだろうから……。

閉店直後の世界

　前置きが長くなった。SO2を中の人のズタボロの生活で辞めてから、約10ヶ月程が立ったらしい。そこにあるのは虚無と、とてつもない数の発作の連続、遺してしまったレシピ達などの引継ぎを頼んだBさん(仮名)に対する贖罪意識であった。のちに本人から伺ったところ、私が転生したことを知ってから、どのように再開の声を掛けるのが良いのか、そもそも声をかけてよいのか迷ったそうだ。自作師に関してはPさん(仮名)が引き継いでくださっている。本当に有難いことだ。これに関しては両者ともに当事者同士で色々と話合いがあったが、今回はそれに触れないつもりでいる。

　それで何とか復帰したところで、公共リターンに失敗し、サファ街から飛び出して、ギル街に転籍し更にそこからアジト跡地、現在ミミ街までお引越しを重ねた。過去の様に屋外地形で何か取れるのを期待して街を歩き回るというよりも、単に森などがあって狩人が出来そうだったからという理由だった。自作縛りは取り入れているが、調達縛りはしていない。あれは楽しかったが、愚痴を書くための組合すら立てられないのを先に決定してしまったため、精神面で不安定な時に弱音を吐けるところを作れなかったことが敗因であったと感じている。

過去の記事を読んでみて思う

　実は過去に閉店した方の閉店に関する体験談の記事を読んだことがある。レシピに関する記事以外は基本的にすべての記事を7年分読んでいた時期があるので、その時かもしれない。今回調べてみたらちゃんと記事が残っていたので、とても嬉しい限りである。私は閉店時にもう戻らないつもりだったが、累計約3年の習慣となっていたSO2の習慣がなくなるのは正直とても苦痛だった。ゲーム性は好きだったが、記事を書ける精神状態ではなかったため、こうして記事を書かなければできると思って復帰したのもあった。本当ならば、もう二度とペンを持たないつもりで折ったが、ここに何故かいる……。

　過去の記事を開始直後に全部読んだ。うん、感想は「長い」これに尽きる。なんてものを世に放出していたのだと、長い文章を書いた自覚をもってしても、止まらずどんどん長くなる文章だったと実際に読んで思った。「私の文章が長いから読まなかった/読むのを辞めた」、という人を一定数知っているが、彼ら彼女らを責めることは出来ないなと猛省した。文章は濃度がほどほどで短い方がよい。それは後になって知った。ところで、この文章は今何文字目だろうか。過去についてきてくださった読者の皆さんに感謝したい。あの時は面白おかしく細かく書くのが正義だと思っていた。

狩人自作師について

　自作師を再開することは最初の段階で決めた。レシピ大好きな私がレシピを触らないのは無理だとも分かった。なので、レシピ有の自作師を行いたいと感じた。それで、「レシピの作成使用自由、自作した物のみ図鑑登録可能。しかし、作成のための材料道具は入荷可能」というゆるさで自作師をすることにした。

狩人自作師みぞれという名前に最終的になったのは、直前に読んでいたCCさ○○(以下自粛)の影響である。皆が知っている、クロ○・○ードを集める女の子の話だ。実はクリアカ〇ド編まで全巻持っている。エリ〇ル君が頼もしくて好きだ。うーん、それはどうでもいいか。

そんなわけで、「エルフのすべて」を作成し、自身がエルフRPをするきっかけになったのも、「他にエルフRPをする人が少ない(私が知る範囲だと2人いるけれども)」から、私にとって未開拓であった「屋外資源に関する職だったから」というのが決め手になった。これはこれで結構楽しい。

今後の方針

　10ヶ月も経過しておいて、再度筆を執って、色々と書いて何を得たのだろうか。少し気分がすっきりしたのは確かだ、それで何を得たのか判らないが、たまにはこういう時間も良いと思った。とりあえず、狩人のエンコンであるわんこを目指そうと思う。それと、レシピの返済の利息分をコツコツ返そうと思う。作成は現状未定だけど、他の方の棚に「アルフヘイムへの地図」というレシピが並べられるように、資金を貯めていこうと思う。