ワタシですかい?
この島じゃずっと傾月って名乗っとりやす。
自慢じゃねえですが、島に数人しかいない伝説の革細工師ですわ。
んああ、お思いの通り。
オリハルコンやらブラッディウムやらある島ですから、革製品なんてめったに必要とされませんよ。
だからこそ、のんびりやりたいワタシにゃぴったりだったんでさ。
やることはいたって単純。
最初は皮を鞣して売る。
少しレベルが上がってきたら革で胸当てやら盾やらつくる。
そして経験を積みつつ、少しずつ高級なアクセサリーだとかレシピ商品に挑戦していく、それだけ。
肉屋や裁縫師の知識も学んでいくと、商売に便利かもしれんな。
ワタシは島に来てもう1年になりやすが、別段革師を続けて不満なんてのはありやせんぜ。ほれ、こいつが意外と人気商品になっちまいましてね。《バチン!》
傾月は烈撃の鞭を鳴らした
…もっとも、レシピの権利はもう売り渡しちまったんですがね。今は獣皮紙で高級そうなお便りを作りつつ、アメジストの灌漑をしとりますよ。
アンタも、ここでやりたいことを躊躇わずやっていきんさい。
だがもし…競って一位になるのに苦手意識があったら、ワタシの組合「スローライフ・メイト」に来てくんせえ。
アソコでグッダリするのもまた、商人(アキンド)としての道ですぜ。
んだが、ご商運を!
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アメジスト街27-35
傾月
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