はじめに
前回は、倉庫内のミノタウロス♀数を増減させて「成果量アップ条件」が作業結果の分布にどう影響を及ぼすのかについて考えましたが、今回は「成功率アップ条件」について詳しく見ていきましょう。成功率が上がると、作業結果の分布はいったいどう変化するのかを、木こり作業の「山のふもとを探索する」で比べてみました。
例によって今回の結論を先に書いておきます。
職種レベルが低いと生産数の平均値は低く、値もばらつきますが、職種レベルが高くなると、平均値の上昇とばらつきがすくなくなりました。
薬草と木の枝等、生産数が複数であるアイテムの分布は、ほぼ全ての最大値と最小値の出方が少なく、平均値の出方が多い、釣り鐘状の分布をしていました。
特に、Lv10のとき、木の枝の生産数は5本と6本だけが均等に出現しました。
山のふもとを探索するってどういう作業?
「山のふもとを探索する」は木こりの職種に分類される30分(簡単)作業です。「近くの山の地図」を確率で消費する作業で、主要産品は薬草ですが、他に木の枝、鳥の羽根、石、丸太が取れます。
作業場所と木こりのレベル
作業場所をパール(49.15)に固定しました。
作業レベルは木こりLv3(#28768美味しい牛乳屋氏)、木こりレベル7(あたくし)、木こりレベル10(さいく氏)の3種類です。2名のご協力に感謝いたします。
方法
山のふもとを探索する1回作業をの作業結果を記録し、これを50回繰り返しました。
結果
薬草
職種レベル | Lv3 | Lv7 | Lv10 |
平均値 | 23.30 | 33.10 | 36.86 |
ばらつき(標準偏差) | 2.93 | 2.08 | 1.58 |
最小値 | 16 | 29 | 33 |
最大値 | 29 | 37 | 40 |
木の枝
職種レベル | Lv3 | Lv7 | Lv10 |
平均値 | 3.14 | 4.78 | 5.50 |
ばらつき(標準偏差) | 1.16 | 0.97 | 0.51 |
最小値 | 1 | 2 | 5 |
最大値 | 6 | 6 | 6 |
木こりLvが異なる場合の薬草生産数の分布
木こりLvが異なる場合の木の枝生産数の分布
考察
今回の調査で変化させたのは調査実施者とその職種レベルです。当初、各職種レベルで、数値の幅(最大値と最小値の差)は変わらず、平均値が増加していくのかな?と予想していましたが、実際は平均値の上昇とばらつきの減少がみられました。この傾向は薬草と木の枝の両方で見ることが出来ました。
特に面白かったのは、木の枝の分布です。Lv10では2種類の数値しか出ず、この2つの数値が均等に出るという特殊な現象が起こりました。
これが更に顕著になったものは生産数が固定されることになるのではないでしょうか。生産数の少ない屋内アイテムでは数値が固定されることがありますが、関連があるのか詳細は不明です。
成功率アップ条件が頭打ちになっているようにも見えますが、他の作業の結果も見てみたいものです。特に屋内作業とか。
この特殊な現象は、草原の木資源量が0.1(最大値の1/10しか採れない)と大変少ないことに起因しているのかもしれません。
木を多く持つ地形で山のふもとを探索したときの薬草と木の枝の生産数を今回の結果と比較すると新しい発見があるかもしれません。もしかすると釣り鐘状の分布をするのかもしれませんね。
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