店主たちの朝は早い。
まずは、夜勤明けの妖精たちを迎え、成果物を確認すると共に次の作業を指示する。
ブラック?
ご安心いただきたい、未だかつて彼ら・彼女らの中から過労で倒れたという報告は特に上がっていない。我々に知る術はないが、地図を数枚破く程度には力を抜いて無理せずやっているのだろう。あえて詮索しないでおいた方がお互いにとって吉だろう。
棚の販売物を補充、適宜入れ替えをしたところで、街の憩いの場に赴き、他の店主たちと朝のあいさつを交わす。
ライバル店ではないのか、何故? と感じるかもしれない。
だが、このMUTOYS島において店主の明確な敵は税金以外に存在しない。国のイベントで競い合うことはあっても、基本的にすべての他店は未来の顧客候補であり仕入先候補なのである。
日頃から憩いの場その他掲示板に顔を出しておけば、取引相手を募集したとき知っている相手だからと反応してくれる者も増える。商売人は基本的に笑顔でいるべきだ、何も客相手に限った話ではない。
昼間は、やや人が少なくなる。どうやら大半の店主はこの時間別にやることがあるらしく、少々さびしい。それでも、店は作業・接客共に妖精たちがこなしてくれるため、市場から必要な物資を得ようとする分にはその静けさに気付くことはないだろう。
夕方になるとぽつぽつと店主たちが戻り始め、夜には積極的に商談・取引が行われる様子が観測できる。政府ではなく店主主導のイベント、例えばセール等が開催されるのもこの時間が多い。ホーム画面からイベントを押して見られるイベントカレンダー、広場の動向は定期的に確認しておきたい。
日が変わると徐々に人はまばらになる。
いつ寝ているのか分からない店主も稀によくいるが、明日のより良い商売のためにも、作業枠を埋めたらしっかり寝よう。
おやすみ。
オーナー番号 #32191
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