手記1
ある工房の侵入に成功した。
赤、一見するとカラフルでポップな色のそれは一部界隈では有名な爆発物である。
ある妖精はこう言う。
「あれはね、人の血でできているんだよ」
どうにも、骨でできた物ばかり売られている店があるらしい。
裏付けとしては十分だ。
赤い液体はよく爆発すると有名だ。
その爆発物が所狭しと、生産されている。
妖精たちの話し声が聞こえる。
耳を澄ませて聞いてみると、「誤字魔王」、「木こりはいいぞ」
駄目だ。何を言っているかわからない。ここは錬金術師がいると聞いたのだが・・・
あれはなんだ・・・?
輸送専門の妖精が工房を飛び出すや否や、すぐに帰ってくる。
わからない、今度専門家に聞かねば・・・
早朝張り込みをすると輸送妖精が帰ってきた。
あれは・・・やばい!警備に見つかった!
手記はここで途切れている。
コメント
コメントにはログインが必要です