パセリ@ハーブ印
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店主への10の質問
店主への10の質問バトン
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店主への10の質問バトン

 店番をしながら、私はのんびりと自分用のハーブティを飲んでいると、yossiさんの所の妖精が店内に入ってきた。
 最近はミミ星人に関する商談がまとまり、取引を始めたばかりとあって私は少し固まる。
 もし、取引を辞めると言われるとどうしようもないからだ。
 店舗に所属する妖精は何かしらの目印を付けている。
 それは髪飾りであったり、服であったりと様々だ。
 だが、あの妖精の彼女とは初めて会った。商談の時にもいなかったからだ。
 そうやって思考を必死で回していた私の目の前に彼女が来た。
「こんにちは、ハーブ印の店主さん。私、yossi店から来たものです。店主さんからこれを届けるようにと言われて持ってきました。はい、これ」

 手渡されたものは、縁が綺麗に装飾された巻物だった。
 長文でのやりとりなどでこういった巻物は頻繁に使われるが、綺麗に装飾が施されたものはそれだけに高価で滅多に使われない。
 相当、重要なものなのだろう。
 私はこれを届けてくれた彼女に微笑んで礼を言った。
「届けてくれて、ありがとう。よければ裏で休んで行って。今、ハーブティを淹れるから」
「そんな、わるいです」
 慌てた風の彼女はこの後も用事があるからと言ってぺこりと頭を下げた。
「あら、それはごめんね。届けてくれてありがとうね」
 私がそう言うと、彼女はもう一度頭を下げて店から出て行った。

「さてと」
 私は近くの妖精に自室に戻ると伝えて、巻物をもって自室に向かった。
 部屋に入り、大きな机の前に座ると妖精がハーブティを淹れて持ってきてくれた。
「ありがとう。もしかしたらお使いを頼むかもしれないから」
「かしこまりました」
 そう言って妖精が部屋を出たのを確認してから、私は巻物を広げる。
 広げ終わり、淹れたてのハーブティを一口飲むと、さわやかなレモンとミントのスッとした感覚にピリリとした味が気分を刺激した。
 いつも、集中して作業をするときのブレンドを淹れてくれたみたいだ。
 私は、カップを横に置くと巻物に向き合った。

1.お店のある場所(街名と座標)を教えてください

今はルビー街(11,21)

2.普段どんな作業をして過ごしていますか?

最近はミミ星人を孵化させたりお世話にうるさい演奏会、それとラム酒作りかな
毎月の楽しみでラム酒50回分を一気に仕込むの。
これが好き。

3.販売棚にはどんなものを置いていますか?

初定期取引相手のyossiさんから買った生物図鑑とか空いたところにマンガ肉置いてみたり原料置いてみたり、いろいろやってるかな

4.今はどんな業種・職種を目指していますか?

とりあえずは畜産をの腕を上げること。あとは途中で辞めちゃった肉屋もいいわね
あれこれ大体1か月くらいで職種変えちゃうの
飽きっぽいのよ、私。

5.今後どんな業種・職種をやってみたいですか?

武器を扱ったこともないし、金魚を釣るのもちょっと楽しかったからそういった辺りかな
あとは、職種じゃないけど日替わり定食を50回分作ってみたいのよね
売れないとかはいいの。
沢山出来るってことがロマンなのよ

6.SO2でやってしまった失敗談があれば教えてください

道を作ってお金が無いときにラム酒作りを始めたことかな。
失敗ってわけじゃないけど、ちょっと資金繰りに苦しんだわ

7.SO2をやってよかったと思うことはありますか?

いろんな人に出会えたこと。
私、市にあこがれてるのよ。
昔から人が集まれば市が立つってのが好きでね。
ここは、いろんな人に出会えて取引しながら大きな市場で商売してるって感覚がたまらなく素敵だなって。
人が集まらないと市は立たないからね。

8.ひたすら同じ作業をする猪突猛進タイプ?それとも、色んな作業をする気まぐれタイプ?

ひたすら同じことをするけど、スパンが短いかな
面白そうなことがあったら、乗り換えちゃう。

9.あなたは1枚100万Gの宝くじを10枚持っています。宝くじで5000兆Gが当たるらしいという噂が流れていたとしたら、宝くじを引きますか?それとも宝くじを売りますか?

理性では半分使って半分売るって思ってるけど、たぶんその状況を目の前にしたら8割は売るでしょうね。
安くなんとか仕入れて、少し高値で売ることもすると思う。
申請書ショックの時にはそんなことをして、相場の予測が当たらなくて大きな損害が出たけど、楽しかったな
そのあと、妖精さんたちとデートに行くこともできたし。

10.MUTOYS島管理人 mu氏に一言!

こんなに面白くて望んでいたゲームをありがとう。
やっぱり人が集まって市が立ち、市場形成されるって素敵ね。
毎日がすごく楽しいし、妖精さんは愛らしくて健気で大好きよ。

 私は、書き終わると大きく息を吸って吐いた。
 カップを手に取り、ハーブティを一口飲むと冷めてぬるくなっている。
 そのせいか、いつもよりスッキリとした風が体の中を通り抜けていくようだった。

 どうやら、これは人の手から手へと繋がっている質問らしい。
 私は、次に渡す人を思案しながらベルを鳴らし妖精を呼んだ。
 私は引き出しから便箋をいくつか取り出し、どれに書くか少し悩んだ。
「時期的にこちらのほうがいいかしら」
 手に取った便箋に事の概要を書き記し、少しの言葉を添える。
 部屋に入ってきた妖精はじっと私の様子を窺いながら、指示を待っていた。
 最後に、封蝋をしてしっかり乾かす。
 乾いたことを確認して私は顔を上げると、これからの事にすこし面白くて笑みがこぼれてしまった。

「よし、決めた。これをあの方へ届けてくれる?」

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