ルビー街へ引っ越し、妖精たちと片付け作業を行っている最中、コンコンと扉を叩く音がした。
(……誰だろう?)
そう思って扉を開けると、そこにはクロウさんのところの輸送妖精さんの姿。とても珍しい来客だ。
引っ越し片付けで散らかっているがせっかくなので中へ入るよう促すと、彼女はぺこりと一礼してにっこり微笑むと、少し用があって来たようでそれだけだから、と断られてしまった。
「そうですか。用って……なにかありましたっけ?」
「こちらお届けに伺いました。」
丁寧な言葉遣いで、そっと差し出されたのは白地にオリハルコン杖のイラストが入った洋封筒。それがクロウさんらしくて、ふふ、と笑ってしまった。
それにしてもmutoy島で他の店主さんから手紙が来るだなんて珍しい。
「ご苦労様です。ありがとう。」
と、一言伝えると彼女はもう一度会釈をして、お店へと帰っていった。
良いタイミングだから、一回休憩をしようと妖精たちにも声をかける。お気に入りの木製の椅子に座って、洋封筒を開けて中身を確認。
「……ははあ、なるほど。」
巷で噂の“バトン”というやつだ。まさか自分のところに来るだなんて思いもしなかった。とは言いつつも、来たことが嬉しいのか少し頬が緩む。
早く私もだれかに渡そう、とペンを手に取った。
*
1.お店のある場所(街名と座標)を教えてください
ついさっきルビー街(19,45)に引っ越してきました。
2.普段どんな作業をして過ごしていますか?
基本的には気の向くままに!
でも杖が中心ですかねぇ。ミスリル、ブラッディウムをメインに最近はオリハルコンも少し作ってます。
3.販売棚にはどんなものを置いていますか?
少し前までは検証をしてたので、かき氷、裁縫セット、サボテン、ビー玉を置いてました。
今は……杖かな?
4.今はどんな業種・職種を目指していますか?
細工師以外特に決まってません!
まだまだひよっこなので、今回お手紙をくださったクロウさんとか細工師の先輩方を見習って精進していきたいですね!
5.今後どんな業種・職種をやってみたいですか?
石工、革細工とかやってみたいですね!
あげてないやつをあげていきたいです!
6.SO2でやってしまった失敗談があれば教えてください
なんだろう……バトル街ではたき50回とか?
売るの苦労しましたねぇ。
7.SO2をやってよかったと思うことはありますか?
やっぱりたくさんの人と交流できるのは良いですね!
たくさんの人と関わることができる分、自分の知らないことを知ることができるのはとても大きいと思います。
8.ひたすら同じ作業をする猪突猛進タイプ?それとも、色んな作業をする気まぐれタイプ?
完全に気まぐれタイプ!
9.あなたは1枚100万Gの宝くじを10枚持っています。宝くじで5000兆Gが当たるらしいという噂が流れていたとしたら、宝くじを引きますか?それとも宝くじを売りますか?
検証してくださる方がいるならその人にそこそこな値段で売ります!
10.MUTOYS島管理人 mu氏に一言!
とっても楽しく遊んでます!ありがとうございますー!₍₍ ᕕ(ㆆ-ㆆ)ᕗ⁾⁾ウキウキダンス
*
ふう、と一息ついて書き上がったものを確認する。
「やっぱりウキウキダンスうまくかけないなぁ。」
ウキウキダンスの出来映えはあんまりだが、構わないだろう。立ち上がって休憩中の妖精に手紙を渡す。
「ごめんね、休憩中なのに。これをよろしく!」
「ヘィ₍₍ ᕕ(ㆆ-ㆆ)ᕗ⁾⁾ヘィ」
妖精はウキウキダンスしながら人参屋さんへと向かった。
(どんなこと書いてくれるか楽しみだな。)
片付け作業に戻りつつそんなことを思った。
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