ブルー街で営業している、同志書記の書記事務所と申します。この度は事務所開設100日を記念して、資本論の一巻、第一編「商品と貨幣」第一章「商品」を読んで、私がちょっとSO2と共通するところがあるな……と感じた所を書きます。
私は、別に経済学を専攻している学生ではないので、間違いもあると思いますが、ご容赦ください。ぜひ、コメントで指摘していただけると、今後付け焼き刃の経済知識で恥をかくことも無さそうです。
中学校の公民の授業で、古典派経済学では、
①「商品の価値は需要と供給の釣り合いで決まる」 |
と、されていると教わりました。
その釣り合いが自然ととれる様子を例えて、「見えざる手」、あるいは「神の見えざる手」と言うんですね。
それに対して、観念論者(「複数の対立する観念は、必ず一つの観念に止揚される」と考える人々)のマルクスは、商品には
道具や材料としての②「使用価値」 |
物々交換の種としての③「交換価値」 |
の二つの観点から見た価値があるという当時の主張を踏まえて、それらを止揚する絶対的な商品価値の規定方法があると仮定して、ある主張を行いました。
④「商品の価値は、その生産の間に支出された労働量によって規定される」 |
これがその主張をまとめた資本論の一文です。流石マルクス先生ですね(肯定も否定もしないスタイル)
ちなみに、現在主流な経済学では、商品の価値は、
⑤「交換の主体から見た相対的な使用価値の多寡」 |
にあるんだそうです(^ ^)(←いまいちわかってない)
SO2に例えると分かりやすいかもしれない……と考えた私は、ちょっと記憶を掘り返してみました。
イベントの時、値上がりするなななくさがゆやチョコといったイベント商品。そして、あの痛ましい誤設定事件で安値の注文が飛び交った優待券などは、①の良い例でしょう。
神の見えざる手、恐るべし。時間の巻き戻しではなく個別対応で事件に対処したMU神への感謝の念を捧げましょう。
②③の使用価値や交換価値は、スピードポーションに例えると分かりやすいでしょう。
あの痛ましい事件の時、値上がりしていても、もとが取れると思っていたために、作業を早く終わらせるスピードポーションをたくさん消費した方がいらっしゃいました。なんならスピードポーションを買ってでも……という人もいたでしょう。使用価値が上がったといえます。
また、スピードポーションと優待券を、販売税回避のために225本-1枚で交換しているのは、スピードポーション225本が優待券一枚分の(実際は224Gの差額も動いているが無視する)交換価値を持っているから、といえるでしょう。
④の労働量による価値、というのは、時給計算の感覚が近いでしょうか。 「販売価格-(販売税+原価)」が我々オーナーの純利益、つまり儲けなのですけれど、その儲けを儲けを獲得するまでの作業時間で割ったものが、SO2用語としての時給です。
妖精さんの一時間の労働が、時給に化ける……そう考えると、我々オーナーの間で行われる材料の安価融通等の行為の罪は深いような、そうでもないような……。
しかし、価値決定には、いまいち関係無いとして、現在では否定されているようです。
⑤の相対的な価値決定は、④以外のこれまでの要因を複合したような感じになります。例を挙げるまでも無いでしょう。
結論として、SOLD OUT2における商品価値は、現在の経済学の理論の通りに決まっているようですね。
……とはいえ、ちょっと微妙なものがあります。それは「レシピ商品」。派生作業の無いもの、つまり使用価値の無いものでも、住民は買っていきます。しかも、ぼちぼちの時給が出る程度の値段で……。
レシピの住民売りは、マルクス経済学の理論に従っているといえなくもないでしょう。
無給で働いてくれる、妖精さんに感謝しましょう。
んん??レシピ……マルクス……
拙レシピ「妖精さん党宣言」をよろしくお願いします!!!
また、当店は杖の作り方を中心とした本と、その副産物である木の杖や木工細工入門、たまにポーションやその他、設計図等を取り扱っております!!!
以上宣伝でした。
全島のお手伝い妖精団結せよ!
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