はじめに
ここ数日魔石の高騰が続いています。この状況下で優位に立てる作業はいったい何かを考え、作業難易度に注目していたのですが、整理をしておくためこの文章を書くに至りました。現状で魔石を消費する側よりも生産する側に回った方が利益を取りやすいとは思いますが、あえて消費する際の生き残り戦術について考えたものです。少しお付き合い下さい。
仮定の話だよ
まず、「ヘルプ:困った時のヒント:苦労して作った商品を買ってくれない」の「住民はかなりの目利きです。その商品がどれくらい時間をかけて作られたものなのかよく知っています。」という記述を基に、材料に1時間で1000Gの価値を付与する作業があると仮定します。1つの材料を使って1つの商品を作るので、実際には存在しない作業です。この作業は3種類存在し、簡単だと30分で500G、普通だと1時間で1000G、難しいで2時間で2000Gの価値を付与するものとします。この3つの作業を各2時間実施したら、どのようなことが起こるでしょうか。また、原価が変化した場合どのようなことが起こるのでしょうか。
この仮定において、以下の3点を無視します。
・存在が明らかではないボーナス(難易度差による生産数、アイテムレアリティの上昇等)
・販売税
・住民販売
簡単作業
1000Gの材料4つで30分作業を4回実行し、1500Gの商品が4個出来る。
普通作業
1000Gの材料2つで1時間作業を2回実行し、2000Gの商品が2個出来る。
難しい作業
1000Gの材料1つで2時間作業を1回実行し、3000Gの商品が1個出来る。
これらの3つの作業は時給で考えると全て1000G/hですが、それぞれの作業によって観測出来る事象は大きく異なります。異なる点を以下に挙げていきます。
作業難易度による原料と生産物の差
作業による経験値は簡単、普通、難しいの全てで作業時間が2時間であるため、同じですが、簡単作業は難しい作業と比較して4倍の材料を必要とし、4倍の生産物が出来上がります。輸送と販売への負担増が考えられますが、それらに余力があるならば、難しい作業より多くの経験値を得られるでしょう。製造特化店舗等で生産能力を高めて輸送、販売能力を下げている場合は原材料調達が間に合わず、生産枠を余してしまうかもしれません。
では、他にどんな差が生じるでしょうか。
原材料が1000Gから500Gあるいは2000Gとなった時を考えてみましょう。
原料が500Gに下がったら
原材料が半額(500G)になった場合、全ての作業で利益は増加しますが、一番利益が増すのは簡単作業です。安価な原材料を多く入手出来たことが、利益の増加につながっています。難しい作業は原材料が少ない分、安い原材料の恩恵にあずかることができません。
原料が2000Gに上がったら
一方で、原材料が倍額(2000G)になった場合、全ての作業は利益が減少します。簡単作業は赤字となり、普通作業であっても利益が無い状態になってしまいます。簡単作業や普通作業で生計を立てている多くの商店は転職を余儀なくされてしまいます。忘れてはならないことは、難しい作業での原材料の消費は3種類の作業の総計のうち1/7と、とても少ないので、普通作業で消費が落ち込んだ場合、原材料は市場から余りはじめ、原材料価格はいつか値崩れするでしょう。
まとめ
原材料費が上下すれば、原材料消費量の違いから作業難易度の有利不利が生じていきます。簡単、普通、難しい作業の全てが等しく同じ利益を上げるという最初に仮定した原材料費1000Gは、簡単作業が儲かるでも難しい作業が儲かるでもなく、全員が等しく儲かる奇跡の価格、シュタインズ・ゲート価格だったのです。フゥーハハハ!そんな価格本当にあるのでしょうか。
シュタゲ価格を超えると、難しい作業が利益を出しやすく、低いと簡単な作業が利益を出しやすくなるでしょう。勿論、これらの作業は架空のものなので、実際の作業ではありません。しかし、傾向は変らないと推察しています。すなわち、難しい作業であればあるほど原価の高騰に強いのではないでしょうか。
終わりに
さて、8月23日現在エメラルドの人口は75万人を超え、島全体のおよそ40%を占める程となりました。人口増加と住民のサラリー増加に伴い、住民販売価格が上昇の一途を辿っています。それを追随するかたちで、先ほど仮定したシュタゲ価格が刻一刻と変化しているものと思われます。このシュタゲ価格を予想することが出来れば、今どの作業が儲かりそうなのかを予測できるかもしれません。予測する際の特異点は、原価が0Gでの利益額と、利益の出ない原材料価格であるかもしれません。
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