ある日、ある場所で。革とカワナシが道を歩いている時、それは起こった。
ねちゃっ……。
「うわっ、ガム踏んだ」
そう、誰かが道に吐きすてたガムを、革が踏んでしまったのだ。
「うわぁ、だっせえwww」
カワナシは指をさして笑った。
革は家に帰ると、
「カワえもん。カワナシに馬鹿にされない靴を出してよ」
そう革本ちゃんにお願いした。
革本ちゃんは、
「誰がカワえもんだ」
と言い、革本ちゃんだと訂正しつつも、ある靴を出してくれた。
――踏んだものを完全に消滅させる革靴――
その日、宇宙から。
一つの星が。姿を消した。
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