ファッションウィークの最終日、「ルイ・ヴィトン」は子どものような好奇心のフィルターを通して、アヴァンギャルドな瞬間を披露した。フューチャリスティックで幾何学的なアウターに、マッチするモニュメントのような大ぶりイヤリング、そしてたっぷりのレイヤード。ミニマリズム全盛の時代において、こうした構築的なシルエットは、まるで力強いリセットボタンのように感じられた。
ショーの幕開けを飾ったのは、トゲのようなウールのテクスチャーやファーのあしらい、そしてキュビズム的なシルエットが際立つ、肩を強調したスリーブレスコート。会場となったルーヴル美術館の一室にはフェイクの山々が連なり、モデルたちはその間を縫うようにウォーキング。これは創業者ルイ・ヴィトン本人の故郷である、フランスとスイスの国境付近に位置するジュラ山脈の渓谷からインスパイアされたものだ。
コレクション全体に漂っていたのは、子ども時代の遊び心、驚き、そしてクッションの基地づくりやピクニック、想像上の冒険へ出掛けるためのドレスアップの精神。レザーのナップサックをアクセントに、ステッキを手にしたモデルも登場した。スカートやジャケットの背面には小さな子羊やニワトリが装飾され、大釜のようなハンドバッグや、どんな天候からも守ってくれそうなテント型のヘッドウェアも目を引いた。子どもたちが遊びで作ってきた紙のセーラーハットをハイエンドに仕上げたような、巨大な三角帽も登場した。激動の現代でサバイブするべく、デザイナーたちはプレイフルなモチーフや美しさに傾倒しているのかもしれない。
今回のコレクションはステートメントアウターと表情豊かなハットの存在感が際立っていた。しかし、そうした極端でコンセプチュアルなピースの奥に目を向ければ、ニコラ・ジェスキエールらしいクラシックなモチーフを容易に見いだすことができる。キルティングレザーのコート、パッチワークのチェック柄、巨大なラッフルカラーとおそろいのボンネット。ディテールをよく見ると、大きなボタンや小さなバックパック、原点に回帰し新たなプロポーションで再定義した“ノエ”バッグ、ラッフル付きグローブ、内蔵型コルセット、そしてバブルキルティングのコーンハットなど、ニュアンスに富んだアクセサリーがちりばめられている。ニュートラルカラーが中心のコレクションに光を添えたのは、スカーレットにベビーブルーのコントラストを効かせた、プラスチックのような素材感のレインウェアのレイヤード。全体的にボリューム感のあるデザインでありながら、多くのアウターウェアにはクールな2次元的感性が垣間見えた。ラッフルカラーには、裾にも控えめなラッフルをあしらった流れるようなパンツをコーディネート。一方、シアー素材の上にはチャンキーなベストが重ねられている。フラットでオーバーサイズなコートには存在感のあるスリーブが合わせられ、ウールのスカートはミラーパネルで装飾。
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