卸売業者から見た注文について書き綴ります。
1G注文とは?
限界まで販売税を抑え込んだ状態で商品の売買をすることである。
主に商品の交換として使われている。
注:商品の交換は必ずしも1対1で行われているとは限らない。
1G注文で何を生み出しているのか?
販売税10%の店舗が顔料1セット(20000[G])を等価交換に利用した場合
まず、考えるのは顔料の販売時に起こる販売税の差額だろうか?
相場で販売した時の販売税:20000×0.10=2000[G]
1Gで販売した時の販売税:1000×0.10=100[G]
浮いた販売税:2000-100=1900[G]
というわけで、本来2000[G]の販売税による損失をするところ、100[G]の販売税で抑えたので、1900[G]の得をしている……ように見えるが、少し待ってほしい。
利益から見た販売税で考える
販売税とはいつかかるのか。販売する時である。
商品を購入するときにかかるわけではなく、利益を生み出すときにかかるのではないだろうか?
購入時にかかる費用だけの利益を出すために支払う販売税について考える。
本来、20000[G]の商品を買うために必要な売り上げはいくらか。
20000[G]の利益が売り上げの9割になる。
20000[G]の利益が得られる売り上げ:20000/0.90=22222[G]
20000[G]の利益のために支払う販売税:22222-20000=2222[G]
次に、1G交換で必要な資金はいくらか。顔料の場合は1000[G]となる。
1000[G]の利益が得られる売り上げ:1000/0.90=1111[G]
1000[G]の利益のために支払う販売税:1111-1000=111[G]
浮いた販売税:2222-111=2111[G]
というわけで、本来22222[G]の売り上げをしなければ顔料が購入できないはずが、1111[G]の売り上げで購入できてしまうため、販売税を2111[G]少なく支払っていることになる。
卸売業者の愚痴
売り方が自由である以上、他の店舗の販売に口出しをするのは間違っているのかもしれない。
しかし、こう思うのだ。
先ほどの例では、商品の価値は20000[G]だが、交換することでお互いに2111[G]の割引をしているように感じる。単価に換算すれば約2[G]の価値を生み出したと言ってもいいだろう。
卸売とは、購入した商品に販売税を上乗せしなければ赤字になってしまう。現在の市場では、少なくとも2[G]以上の上乗せを目指す商品が大半を占めている。
輸送時間の短縮できる代わりに(スピードポーションを使用するよりも安い手間賃で)少し高く買ってくれ、と言いたいが、相場より高くては購入されにくい商品になるだろう。
しかし、その単価2[G]の価値を簡単に、確実に生み出しているように見えて仕方ないのだ。
売り方は自由だ。しかし、このままでいいのだろうか?
コメント
コメントにはログインが必要です