SO2を始めた私がアメジスト街を選んだのは、至極単純な理由だった。
アメジストが好きだったんである。鉱石の。
緑も綺麗だしここでいっかーと何気なく選び、よく分からないながら作業を始め、よく分からないながら街板で挨拶をして囲まれ、よく分からないながらとりあえず作家を目指し、よく分からないままに様々な失敗を重ねた。
そんな時、私はある天啓を得た。
確かあれは、食パンを仕入れようとしていた時だったと思う。
作家を目指して申請書を書き散らしつつ、住人に売れやすいアイテムを色々試していたのだが、その中でも食パンは特に安定して売れたのだ。
そんな訳で、何気なく食品のアイテム一覧をスクロールしていた時、それは目に留まった。
「キャンデー」
キャンデー。
そう、キャンデーである。キャンディーではなくキャンデーである。
その紫と桃色の包装紙に包まれた可愛らしいアイテムを見た瞬間、私の脳裏に閃いたのは、
「アメジストで……飴を売る……?」
しょうもない、ダジャレであった………。
だが、このダジャレが、私のSO2プレイに大きな影響を与えることになるのである。
つづく( 'ω' )
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