ライターの手記:ペン

ペン
一般的な筆記用具だね。もちろん単一の筆記用具を指しているわけじゃなくて、色や太さの違う色々なペンがあるよ。とはいっても、ペン自体の構造はそこまで大きく変わらないみたいだけどね。

所謂『羽根ペン』がベースになっているよ。基本的にはインクを別に用意して、物を書く時にペン先にインクを吸わせてから書くんだ。でも、そのまま羽根を使うとペン先が吸えるインクはちょっとだから、すぐにかすれたり頻繁にインクをつけることになっちゃうんだ。

だから、今のペンは色々な工夫が施されているんだよ！一番オーソドックスなのは、太くて堅い草の茎を使用したもので、これだけでだいぶ書きやすさが変わるんだ！持ちやすさは大事だよね！

他には茎の中にインクを詰めて、上から押すことでペン先からインクが染みだすようにしたようなのもあるんだ！…でも、私は力加減がうまく出来なくて紙をインクまみれにしちゃうから、ちょっと苦手かな…

　　エア・R・ライター

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
必要材料：鳥の羽根、顔料(インク用)
必要道具：硬質な草の茎(場合による)
用途：書籍・地図・設計図等の執筆

筆記用具とインクのセット。最も一般的なのは羽根ペンで、それ以外のペンであっても、市場に出回っているペンのほぼ全てが羽根ペンをベースとしたものになっている。

あらゆる書物の執筆に必須な上、インク切れ、ペン自体の寿命が短い等の問題から、頻繁な買い替えが必要である。その為、需要・流通量ともに非常に多い。

羽根ペン自体の流通もまだあるのだが、現在は硬質の草の茎を利用したカバーを使用しているものが一般的になっている。また、インクもつけるタイプのものではなく、吸引式や圧出式のものが出始めている。

しかし、これらのペンは加工にそれなりに高い技術が求められる上、その上で量を用意する必要がある為、まだまだ参入の余地はあるだろう。…まぁ作れるのかは別問題なのだけど…

　　アイラ・L・ライター