色石
特徴的な色合いの石だね。普通の石とは違った成分が含まれているからカラフルになるんだって。ただ、その成分のお陰で普通の石よりずっと脆いみたい。
脆くて石材としては適さないから、色草と同じように専ら顔料の原材料として使われているよ。粉状になるまで細かくすり潰せばそのまま顔料の出来上がり!顔料への精製手順が色草よりも簡単だし、量もずっと多く採れるから今の顔料は色石製が主流だね。
でも、色草製顔料もまだ需要はあるみたい。というのも、色石はしっかりとした濃い色合いが特徴の顔料に仕上がるんだけど、色草は薄くて明るい透明感のある顔料になるんだ!それに、料理の色付けなんかには流石に色石製の顔料は使えないしね。
あ、でもパール街特産品の宝石貝は色石を砕いて与えることで、その貝殻と中のパールがきれいな色合いになるんだって!これは食べてるってことなのかな~
エア・R・ライター
採取道具:鉱山地図(ボタ山から採取)
採取場所:砂漠地帯、水辺周辺
用途:顔料、装飾品
特徴的な色彩の石。岩石中の成分が偏ることで、偏った成分の色が強く出ているようだ。一方で、そうした成分の偏りにより通常の岩石よりもかなり脆くなっている。
元々は石材・鉱石として不適切な脆い石として廃棄されていたものを、その脆さと色合いに目を付けた商人によって顔料として利用されるようになったそうだ。現在では色草を超える流通量となっている。この商人は慧眼だったと言える。
一度の加工が容易で大量生産できるため、現在ではこの島の主流の顔料となっている。ただ、塗装や装飾には向く半面、料理の食紅や化粧品としての用途には成分上向かない場合が多い。
また、色石の普及によって色草製顔料が減少した結果、希少性から色草・色草性顔料の価格が高騰する事案もあったようだ。流通が減った結果、価値が上がるという好例だろう。
アイラ・L・ライター
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