天敵との邂逅
本屋にて
勇者 「……」イライラ
作家 「あの申請書、俺が書いたんっすよ~」ドヤ
勇者 「ソッスカ、スゴイッスネ」イライラ
作家 「2時間掛けた大作なんすよ!」ドヤ
勇者 「ソッスカ」イライラ
行商人「あ、勇者ちゃん!お待たせ!」
行商人「あれ、作家君もいる!」
作家 「ぎょ、行商ちゃん……」
勇者 「オイッスー!え、こいつまさかあんたの彼氏?」
作家 「チョットヨウジアルカラカエリマース」
行商人「?」
行商人「うん!またね作家君!」
勇者 「……」
行商人「どうかしたの?」
勇者 「作家の巣への地図って無い?」
行商人「??」
この後無茶苦茶片付けした
作家 「昨日の事なんだけどさ」パリーン
木工師「おう、どうした?」
作家 「彼女の友達と会ったんだけどさ」パリーン
木工師「それでそれで?」
作家 「何か無性に壺が割りたくなった」パリーン
木工師「いや、それは良いんだけどさ」
作家 「うん」パリーン
木工師「ここ俺んち」
ストレス解消のツボ
勇者 「あんたの彼氏さ」バリーン
行商人「うん?」
勇者 「何かムカつくんだよね」バリンバリーン
行商人「どうして?」
勇者 「勇者としての矜持がね」バリリン
行商人「ちょっと何言ってるかわからないかな」
勇者 「……」ババババリーン
行商人「…………」
石工師「おいコラいい加減にしろ」
思うツボと笑いのツボ
細工師「ふはは」
鋳物師「ど、どうしたの!?」
細工師「不良在庫の壺が全部売れてねぇ」ホクホク
鋳物師「ツボに入ったんだね!」ドヤ
細工師「……オモシロイネ」
鋳物師「……アリガトウ」
細工師「これがホントのワラ鋳物師」ドヤ
鋳物師「石工師ちゃんに呼ばれてるから行くね」
細工師「」
登場人物
作家(男)
行商人ちゃんの彼氏。
暇があれば申請書、何が無くとも申請書。
天才的な壺割りセンスを持っている。
彼が割った壺はいつも綺麗に真っ二つ。
行商人(女)
作家君の彼女。
怪しい壺を買わされたことがある。
木工師(男)
作家君の友達。
最近足ツボマッサージにハマっている。
勇者(女)
行商人ちゃんの友達(幼なじみ)。
彼女の手に掛かればどんな壺も粉々になる。
壺鑑定士の資格持っている。
申請書片手にうろつく姿が度々目撃されている。
石工師(女)
行商人ちゃんや勇者ちゃんの友達。
庭が広い。
鋳物師ちゃんとは仲良し。
細工師(男)
壺を作るのが趣味。
魔王に憧れている。
笑いのツボが少しずれている。
鋳物師
細工師君とは一緒にいることが多い。
おやじギャグが好き。
石工師ちゃんとは仲良し。
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