ハロー、歯車木工店#29915です。
道の検証についての続きです。
今回、「道により販売競合範囲は延長されるのか?」を実験しました。
実験にあたり、某街の皆様には多大なご協力を頂き、誠にありがとうございました<(_ _)>
個人的にはかなり画期的な結果が得られました。
目次
(1)実験環境
(2)実験結果
(3)考察
(4)終わりに
1 実験環境
今回は、対象店から伸びる4マスの道の先端にて、自店の隣接位置を変えました。
当然、対象店も当店も、販売競合範囲内に影響する他店はありません。
①も②も同じ道の先端に接している条件は同じですが、唯一違うことは対象店の販売競合範囲内であるかどうかです。
私は、住民売り(NPC売り)についての仮説⑨(他店の売上アップ編)にて解説しました、競合のシステムを逆手に取った、相手の店の来店確率及び商品選択を底上げする措置を①及び②の場所で行います。
①においては、直接競合範囲内のため、対象店の売上が底上げされた状態から実験が開始されます。
その後、私が②に移動した場合、対象店の売上がどう変化するかを観測します。
もし、マンハッタン距離で繋がる道に沿って、販売競合範囲が延長される効果があれば、②に移動しても相手の店の売上は上がったまま、変わらないはずです。
一方、相手の店の売上を底上げする措置は「競合のシステム」を逆手に取った方法であることから、道に販売競合範囲延長効果が無ければ、効果がなくなり、売り上げの大幅な減少(というより、競合のプラス影響を受けない本来の状態に戻る)が観測されるはずです。
2 実験結果
<対象店が置いている唯一の商品の売れ行きグラフ>
②の途中で環境の変化があったためデータを1時間程度除外しましたが、その後同じ環境に直して調査を継続しました。
①から②に移動したところ、大幅な売上の減少(本来の来店頻度に戻る現象)が観測できました。
(おおむねこの場所の来店頻度は他店がない場合、8時間で3回程度と聞いております。)
3 考察
この結果を見た時、私は思わずこう思いました。
父さん、ラ○ュタは本当にあったんだね…( ˘ω˘ )
道には販売競合範囲延長効果は存在しなかった
3年半以上に渡り判明しなかった道の効果。あると言われていて、土地開発戦争の論点にもなってきた販売競合範囲の延長効果が無いという事実を、自分自身の調査結果が、私にデータで示しました。この結果をもって、私の仮説で当初掲げていた「道には販売競合範囲を延長する効果がある」という主張を完全撤回し、これまでの仮説で延長効果があることを前提で書いていた部分については、見え消しで修正を行います。
もう感激です(TДT)やっとここまでたどり着いた…
本当にこれを調べる立地環境探しマジでキツイんですよ…本当に協力頂いた皆様に感謝しかない。
4 終わりに
残る道の効果の可能性は、意味があまりなく可能性的には低い「商品選択確率の向上効果」のみとなりました。しかしこちらは少しデータミスがあったので再計測予定ではあるものの、何回か挑戦した中で、ほぼ効果がないという結果が見えています。とはいえ、数字で出さなければ人は納得しないもの、ということで、データ取れ次第掲載する予定です。
もうすぐ、道について色々分かり、住民売りがこれまでよりもシステマチックで分かりやすいものとして情報共有できそうな気がします。年末も実験じゃー!
それでは、バイバイ('ω')ノ
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