2019夏。私はSO2を題材にしたゴリラの4コマに出会う。
手書きのそれは、何とも言えぬ味わい深さを持っていた。
早速私も真似したくなった。
しかし、絵もマンガも書いたことはない。
ハードルを下げる努力をした。
題名は「夏休みSOLDOUT2クソマンガ劇場」
クソがポイントだ。
あまり良い言葉ではないが、簡潔に自分の想いを表してくれていた。
そして、あえて汚い紙を使った。
このマンガはクソだよ。
適当に書いたもので時間の無駄だよ。
そのメッセージだった。
だが、実際は鉛筆で下書きし、ボールペンで清書。
絵心を持ち合わせていなかったため、一発書きなんて出来なかった。やろうが最後。保育園児の落書きの完成である。
マンガを書くからには読めるものにしなくては。
卑下しつつも最低ラインはしっかり目指していた。
なるべく丁寧に。時間をかけて。
少なくとも2~3時間かかったと思う。
早いか遅いかはともかく、死力を尽くした。
早速ツイッターにうp!
見る人が少ない深夜だったと思う。
単純に恥ずかしかったからだ。
しかしこれが大ウケする。
読んでくれた方へ感謝の気持ちを伝えつつ
混乱していた。これでいいのか?と。
その後も「いいね」やコメントを
励みにひたすら書き続けた。
相変わらずアナログであった。
後に移行するデジタルも考えてはいたが
線がまっすぐ引けないどころではなく
なんというか洒落になっていなかった。
しかし世の神絵師達は大抵デジタルである。
徐々に興味が湧いて練習した。
100均でデジタルペンを購入。
不馴れながらもそれなりに書くことができた。
移行は思いの外スムーズであった。
というか元々が下手くそだったので
すぐに追い付けたのだった。
特に文字は劇的に変わった。
手書きの必要がなくなったためである。
作品の雰囲気を維持するために
手書きっぽいフォントを見つけてきた。
文字が読めない悲劇は無くなった。
その時、悪魔の囁きが。
イラストもいけるのでは?
少し迷ったが
私は迷ったらやってみるタイプである。
マンガは一時中断し、絵の修行に明け暮れる。
9月に失踪した私が、再び姿を表したのは12月末。
それなりに見れる絵になったと思ったからだった。
その後、フォロワー諸氏の絵を描きまくる事になるのだが
それはまた別のお話。
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