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SO2におけるドット絵講座EX3(鍵で作業工程の流れを知ろう編)

レシピはいいぞおじさんこと こかげ と申します。
今回はEX記事です。
今更かもしれませんが、いつも私がイメージの可視化をしているかということを
なぜ?という声もあるかと思いますので、
簡単に完成までのフローチャート式にした記事になります。

先になぜイメージの可視化の儀式をしているのか?について結論から言うと

【16x16(24x24)のサイズでラフを描くには狭すぎるから】

です。

では1つのドット絵ができるフローチャートを見てみましょう。

image

ざっくりですがこういう工程で作られています。

1.脳内

人間の脳内にあるイメージは大抵は曖昧です。
貴方が描きたいと思っている物は霧のようにボヤケているはず。
というわけなので、
いきなり完成を目指そうとするとまるで手が進まないのは当然です。
まだ経験が少ない人はここからすぐに塗り分けや仕上げへワープしようとして
グチャッとした形のドット絵になってしまい思ったのと違う……となる敗因となります。

この工程では

【モチーフを決め、ある程度の色や形状が思い浮かんだらそれをメモする】

これを意識してください。

オレは鮮明に思い浮かぶけどな!って人もいるのでぶっちゃけ才能差です。
一足飛びに塗り分け作業にいけるだけなため、そこまで重要ではありません。

つまりフローチャートにある鍵を作るなら
ここでは、
金の鍵。中に青い宝石がはめ込まれている。鍵先には3のようなものがついている。
という要素だけで十分です。十分すぎるかもしれません。

このイメージが霧散する前に急いで形を作らないといけません。
そこで次のラフ工程です。

2.ラフ

先に書いた通り16x16のような狭いサイズでラフを描くのは至難の業です。
その昔、わたしもこの限られた範囲でラフを描こうとして苦労した過去があります。

どうしたらいいか?答えはこのキャンバスの外に光を見出せばいいわけです。

つまり、

【高解像度でラフを書いて、それを見ながらラフに近い場所のピクセルに色を乗せる】

これだけです。

単純に講座ではこのラフ工程の代わりとしてイメージの可視化を行っていたわけですね。
こうやって出来たものをつかってシルエットや線画工程に向かいます。

3.シルエット&線画

フローチャートではシルエットから線画に一方通行ですが、この二つの工程は実は表裏一体です。
線画からシルエットを塗りつぶす。
または、シルエットの周囲を線画に変える……ということができるからです。
ついでにいえばレイヤー機能がある場合、
これを別々でやってから後でくっつけるというのもできます。

この工程では、

【脳内から取り出した粘土のような塊をここで限りなく形にする】

これを意識してください。

わたしの場合はミニドット絵メーカー3ではレイヤー機能がないため、
シルエットを線画になる濃い色で塗ることで2つの工程を同時にこなしています。

この工程を終えて塗り分けに移行した後に
別のパーツを追加すると16x16(24x24)の世界ではすぐにシルエットが不安定になります。
最悪イメージが霧散してしまうため、ラフ工程へ戻らねばならないなんてことになるでしょう。
シルエットが脳内の理想に近ければ近いほど後の工程がすんなりと進みます。

4.塗り分け

仕上げに入る前にシルエットと線画の中の形を色で整える段階です。
塗り分け工程は特に時間がかかるため1時間以上かかることもあります。
ですが講座でどの色を置くか迷っているのをお見せすることはありませんので、
講座内では仕上げ工程とまとめてやっています。

この工程では、

【光があまり当たってない状態をイメージして塗り分ける】

これを意識してください。

ライティング作業は仕上げのときにやるので色の変化は少なめにしましょう。
ある程度暗い色にしておくことで明度の差を出す余地を残すのが大切。
色を1ドットずつ決めるのはこの後の楽しみです。

5.仕上げ(完成)

最後の工程は物によって時間がかかったりします。
特に金属やガラスなどの反射が強い物を描くときは複数の同系色を使って表現することになります。
それ以外の場合は少ない色数に留めることでパキっとした色分けもできます。

この工程では

【明るい部屋にある状態をイメージして光と影を入れる】

これを意識してください。

物質系ではなく概念や風景系のイメージでは上の作業を飛ばし、
全体的になめらかな絵にするために更に中間色を使って色を均す作業に入ります。
自分が納得するまで時間をかけてゴールです。

だからといって1週間も悩むのは悩みすぎなので切りが良いところで妥協も大事!!!

-

いかがでしたでしょうか。
これが講座の裏で行われている全容となります。
個人差があってもこの工程を守れば、
一歩一歩ではあるものの自分の求めるイメージに近づけます。

16x16では形での個性は出しにくいですが、
色彩表現は個人差があり、人それぞれセンスが違います。
モノクロに近い暗い色が好みな人もいれば、バキバキのビビッドカラーが好きな人もいます。
参考にしたい素敵な色彩表現があればそれに近い配色を学ぶというのも大事です。

次回もお楽しみに
お相手は こかげ でした。

前:SO2におけるドット絵講座30(ジャム瓶をつくろう編)
次:SO2におけるドット絵講座31(猟師ちゃんをつくろう編)

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