レシピはいいぞおじさんこと こかげ と申します。
全24回のドット絵講座いかがでしたでしょうか。
色々な意見がありますが、
ここEX記事では本編では込み入った話をしなかった事柄を書いていきます。
これはいわゆる蛇足に近いかもしれませんが、お付き合いください。
今回のテーマは輪郭線。アウトラインと呼ばれるものです。
16x16サイズ内に収めてみた簡易的なテントのドット絵で例を出します。
使用ソフトはAsepriteです。(steamで買えます。わたしのおすすめ!)
これがアウトラインのないテントです。3面には分けられた部分はありません。
緑色で構成しているので問題ありませんが
これが白に近い色だったり、濃い灰色に近い色だった場合はSO2では
色が背景に吸われてしまい訳が分からなくなります。
ですが、とくに16x16の限られた範囲のドット絵では
サイズ的な都合でやむを得ずこの手法をやる場合があります。
次に細かなアウトラインをつけた場合です。
色トレスと呼ばれるこの行為をやると輪郭がはっきりと現れるため視認がしやすくなります。
しかし、その輪郭線ごとに細かい調整が必要なため調整に時間がかかりすぎる場合があり、
色のセンスや作業時間を天秤にかける必要があります。
そこで3番目は色を1色で輪郭線を取るという場合です。
色トレスをしながらも、一色で作業時間を削減したやつです。
わたしのイメージからのシルエットを取り出す方式で
色塗り作業で一番外側……つまり輪郭線を残すというのは実はこれが近いと言えます。
次に光が直接当たっている部分は色トレスをし、
完全に影になっている部分は黒で輪郭を取る場合です。
これは光の表現を使いつつ、はっきりとした影を入れたいときに有効です。
更に外枠だけを黒で輪郭線をとる場合です。
この手法では縁取りのようにして中心の絵を強調できるため
ドット絵のデザインによっては有効です。
最後にすべての輪郭線を黒で表す場合です。
ドット絵の色数を色トレスなどで増やしたくない場合に使われます。
古い16bitゲームなどで主に用いられていた手法です。
いかがでしたでしょうか。
このように一口に輪郭線と言っても色々なタイプがあることがわかったと思います。
自分に合った輪郭線の付け方を模索しましょう。
EX表記の記事はこのようなコラムのような形で進めていきます。
では次回のEX記事でお会いしましょう。
お相手は こかげ でした。
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