ハロー、歯車木工店#29915です('ω')
以前、住民売り考察日記58において並列レシピで段階が異なる場合、各レシピに応じた段階の付加価値倍率で価値が派生レシピに引き継がれることが分かりました。
その派生として、付加価値倍率減衰が起きている高段階レシピにおいて公式品を投入した場合にはどのような挙動をするのか調べてみたので報告します。
結果
- 付加価値減衰が起きている高段階のレシピにおいて公式品を投入した場合は1段目倍率と同等に価値が派生レシピ(A)に引き継がれる。ただし、派生先のレシピAをさらに派生(レシピB)させた時は、Bに対し引き継がれるAの価値は直列で考えて最も高い派生段階数に応じた付加価値倍率が適用される。(つまり、並列レシピの法則が公式品でも当てはまっている)
1 調査方法
今回は高段階レシピの素材としてレシピ#アクアジュエリー(#13,417、9段階目レシピ)を使わせていただきました。
使う素材の関係上、今回の調査はいつもと違い200Gを基準としたRIVになっておりますのでご注意ください。
アクアジュエリーのRIVは約13,223です。
このレシピから次のとおりレシピを作成しました。
系統1
【10段目】レシピ#水蒸気(アクアジュエリー(道具1)+水(道具1))
↓
【11段目】レシピ#もやもやの杖(ブラッディウムロッド(材料10)+水蒸気(材料1)
↓
【12段目】レシピ#ふわっふわ(もやもやの杖(材料10)+訓練所への地図(道具1)
系統2
【10段目】レシピ#水蒸気(アクアジュエリー(道具1)+水(道具1))
↓
【11段目】レシピ#色石の雫(カラーストーンブローチ(材料10)+水蒸気(材料1)
↓
【12段目】レシピ#霧散の情(色石の雫(材料10)+訓練所への地図(道具1)
これは何をやっているのかというと、
【10段目】アクアジュエリーからの派生でとても価値が薄いレシピを作る。
【11段目】11段目のレシピとして、公式品の価値が主体となるレシピを作る。
【12段目】11段目のレシピの価値を主体とした派生を作る。
これらのレシピ価値をそれぞれ測ることで価値の引継ぎの動きが見えます。
なお、に関しては道具扱いということで影響は小さいとして無視しています。
なぜ【系統1】【系統2】があるかというと、当時意識が朦朧としており間違えてでレシピ作ってしまったので、調査をもう一回やり直したからです。
つまり、同じ調査をしていますが、より精度が高いと思われるのは系統2の方です。
それでは、付加価値倍率の動きを見ましょう。
2 結果
レシピ名 | 成果量 | 単体RIV | 総RIV量 | 固定価値(湯飲み200G基準仕様) | 付加価値倍率 |
水蒸気 | 29.2 | 75.5 | 2,204 | 1,684 | 39% |
もやもやの杖 | 22.6 | 2,147.5 | 48,598 | 1,684 | 91% |
ふわっふわ | 15.5 | 379.5 | 5,873 | 1,684 | 20% |
色石の雫 | 20.8 | 514.5 | 10,712 | 1,684 | 102% |
霧散の情 | 10.9 | 227.5 | 2,486 | 1,684 | 16% |
※成果量調査は霧散の情以外は作業1回ずつ×100回。霧散の情はブレが非常に少ないレシピだったので作業1回ずつ×54回平均
3 考察
系統1と、やり直しした系統2で、同じような動きが見られました。
すなわち、派生において素材レシピの影響を少なくし、公式品の価値を主体としたレシピ(11段目)を作成した時は付加価値倍率が本来の簡単レシピの付加価値倍率(100%)に近い数字まで回復しました。
このことから、高段階において投入された公式品は、並列レシピの法則に従い、1段目倍率で価値が投入されている可能性が高いと考えられます
一方で、11段目レシピを派生させ、11段目レシピの価値を主体として12段目においては、10段目レシピよりもさらに低い付加価値倍率となりました。このことより、これも並列レシピの法則により、素材レシピについて、直列で考えた時も最も高い派生段階数に応じた付加価値倍率で価値が引き継がれている可能性が高いと考えられます。
よって、公式品の投入で一時的に価値が向上しても、その後に派生させる時には大量の価値の引継ぎロスが発生するため、高段階において付加価値倍率を生かした価値増殖が困難なことには変わりありません。
しかしながら、この仕様が何にとってプラスかというと、ロールプレイング勢だと思います。
多段派生レシピは過去に強すぎたことからこのような減衰デメリットが付与された歴史がありますが、レシピ段階に応じて一律に材料に倍率減衰がかかると、特産レシピ等を生かしたレシピリレーにおいて問題が生じます。
主にロールプレイング的な目的で作られるレシピリレーはより幅広く、長く派生した方が楽しい遊び方ですが、仮に一律に倍率減衰がかかると後半のレシピが全く売れなくなり、派生の楽しさが損なわれてしまいます。しかしながら、各素材の段階に応じてそれぞれ価値が計算される現在の仕様であれば、価値増殖は出来ないものの、公式品や低段階レシピで価値を補ってやることで、高段階レシピにおいても1段目とほぼ変わらない性能は保証されます。
多段派生レシピの弱体化とロールプレイレシピの楽しさを両立しようとした公式の配慮ではないかと、思ったりしています(૭ ᐕ)૭
それでは今回はこの辺で。バイバイ('ω')ノ
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