ハロー、歯車木工店#29915です('ω')
住民売り考察日記㊷棚単価と来店回数に関する追加調査①にて、カテゴリにより来店回数に違いがあるっぽかったので、カテゴリずらしした時の来店回数を調べてみることにしました。
カテゴリずらしとは、棚に複数のカテゴリを並べ、住民の関心を重ねないようにする置き方です。
有名なのは、下記の組み合わせです。
第1グループ「剣・道具・アクセサリ・杖・鎧」
第2グループ「生物・盾・地図・本・薬」
これらの組み合わせは、住民の第1関心と第2関心を重ねずに、万遍なくカテゴリを並べることができます。
今回、この2グループと食物のみ、ハイポーションのみ(単カテゴリ)の4つの置き方で、来店回数を比べました。
~結果~
- カテゴリずらしをした場合、棚を単カテゴリで埋めた時よりも時間あたり来店回数が増えることが分かった。
- 来店回数が増える要因には第3関心以上の住民関心があるかが影響していると思われるが、詳細は不明。
1 調査方法
場所はトパーズ郊外で2021/11/29~12/2まで1日×4種類=4日間調査しました。
販売競合範囲に他店がいない無競合環境下です。
販売棚が5棚あるベースキャンプを使って、次のとおりの4種類の置き方で、24時間に来店する住民数を数えました。なお、来店回数は棚単価によっても影響を受けるため、価格は2,000Gで統一しました。
調査設定 | |
食物のみ | 5棚 |
薬のみ | 5棚 |
グループ1 | 1棚ずつで合計5棚 |
グループ2 | 1棚ずつで合計5棚 |
2 結果
食物のみ | 薬のみ | グループ1 | グループ2 | |
時間あたり来店回数 | 6.3 | 4.8 | 8.6 | 8.8 |
食物のみ/薬のみ | 1.30倍 | グループ1/食物のみ | 1.38倍 | グループ2/食物のみ | 1.40倍 |
- 前回の住民売り考察㊷において、食物のみは薬のみに対して8枠置きの時に1.25倍の来店があったが、今回も食物のみは薬のみより1.3倍の来店があった。前回と同じく、5%水準では有意差があり、1%水準では有意差がないが、食物のみの方が多くなる傾向がある。データ数もっと集めると差がつくかも。
- グループ1と2はともに食物のみ置いた時に比べて来店回数が多く、1%水準で有意差があった。なお、グループ1と2では差が見られなかった。
3 考察
結果から、カテゴリずらし配置にした方が来店回数を稼げそうなことが分かった。初代soldoutでは、同じカテゴリを並べた方が専門店ボーナスが入ったらしいが、soldout2では逆に雑貨屋の方が良さそうである(同カテゴリ競合があるだろうことも踏まえると)。
ゲーム内ヘルプに書いてある「お店の品揃えは十分ですか?売られている商品の種類が少ないとお店に立ち寄る住民も少なくなりそうですよ。」の意味には棚数だけでなく、カテゴリ的な意味も入っているのかも知れない。
4 住民関心と来店回数の関係に係る試算
注意:ここから先は、かなり強引な計算を含めて試算をやってみた系です。
なぜ薬のみの時より食物のみの時の方が来店が多く、食物のみよりもカテゴリずらしの方が来店回数が多くなるのか、考えてみることにしました。
来店回数の違いにはカテゴリごとの住民関心が影響しているのではという話があったので、最初に、食物のみにおける第3関心住民と、薬のみにおける第3関心住民は、同じレベルの関心住民同士なら、来店回数を発生させる能力も同じなのではないかと、調べてみることにしました。
まず、11/5と11/15にサファイアでを8棚ずつ、2,000Gで無競合下の来店回数を調査したデータがあるので、人口で割り返して人口1人当たりの1時間あたり来店回数を調べ、【暫定版】住民の関心一覧表を参考に、第1関心を赤、第2関心を黄、第3関心を緑、第4関心を青で塗ります。
そこから、各関心住民ごとに平均を取って、人口あたり時間あたり来店回数を調べます。
そうすると、食物カテゴリにおける第3関心の時間あたり来店回数は、薬における第3関心住民の来店回数とほぼ同じでした。
第3関心住民を基準とした時、第1と第2関心の住民は1.5倍~1.8倍来店回数が多く、第4関心は0.1倍ととても低いです。
旅人と買い付け人は、第1~4関心住民と比べて人数が少ないわりに来店があるため、倍率が凄く高くなります。挙動が違い過ぎて良く分かりません。
ここら辺で、第3関心住民を基準にすれば来店回数の試算が出来るかも知れないと考えて、今回の5棚調査についても同じように調べてみました。
棚数減少による影響なのか、全体的に数字が変化しましたが、5棚でも薬と食物で第3関心の数字は近い感じになりました。
やっぱり第4関心の住民は第3関心に比べると1割くらいの回数で、第1~2関心は8棚の時より倍率多め。そしてなぜか第2関心の方が来店回数が多くなることが多いです。
旅人も買い付け人も相変わらずよく分かりません。24時間測定では1住民あたりのデータ数が足りないからか、1回の来店で結構数字が変わってしまいます。
とりあえず、薬5棚のデータから特化カテゴリでの第1関心~第4関心までの人口あたり来店回数の平均が分かったので、これを元にカテゴリずらしした時の来店回数を試算してみます。
表の中の数字は各住民の人口に、上で分かった各関心の(回/h/人)の数字をかけたものです。つまり各住民人口に応じた来店回数(回/h)。
問題なのが第1グループと第2グループ、カテゴリごとに住民の来店回数が違うので、その住民としての来店回数をどう計算するのか謎。単純に平均値を取ると第4関心の0.1倍という数字の小ささに引きずられて、第1グループや第2グループの来店回数が食物単カテゴリに負ける計算になりますが、実測値だとそうなっていない。
そこで考えたのは、「リアルでも、興味が無い品しか置いていない店には全く行かないが、1つでも興味のある商品を並べている店には来店する」ことから、第3関心以上の商品が1つでもある場合は第3関心以上で各住民の平均来店回数を算出し、合計することにしてみました。
これで計算すると、店全体の来店回数については大体試算値と実測値が近い感じになります。第3関心以上でよく来店するようになって、第1関心と第2関心が各住民の来店回数の平均を引き上げて、時間あたり来店回数が増える感じ。
と、ここまでそれっぽい計算をしてきてみましたが、実は大問題がありました。こちらをご覧ください。
試算上は、第1グループは人口が多い若年層の方が時間あたりの来店回数が多くなるはずなのですが、実測値だとなんかおばあさんとかすごく多い。
住民が常に一定量ではなく確率的に店を訪れていると考えたとしても、住民の内訳があんまり試算と実測が合ってないような感じがするので、何か間違ってそう。
気になることとしては↓(来店回数/h)
薬の第3関心住民(緑)の中でも「しょうねん・しょうじょ」は「おにいさん・おじさん」と比べて毎回来店回数が少なめになる気がする。最初の方に出した薬単カテ8棚の数字でもそう。第3関心の中でさらに2段階に関心が分かれている可能性があるかも知れない。そうすると全カテゴリでそれも考慮して住民別計算しないと内訳が間違っている?(まだ色んなパターンで計算出来てないので、試算も偶然?)。第3関心をさらに分類した住民関心表が手に入ると、もう少し調べられるかも。
あとおまけ。
違う街でも棚数と価格を揃えると関心住民ごとの人口あたりの来店回数平均は近くなる気がする。今のところ来店回数に影響すると分かっている2要素(棚数・棚価格)次第で決まるんだろか。旅人と買い付け人はもう知らん。
なんかまだまだ分からないことだらけだったけど記録の回でした。
こんなところで今回はバイバイ(:3っ)っ
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