ネコのしっぽ
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レシピ
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わがまま店主のレシピ開発備忘録

はじめまして。今年の7月頭にトパーズ街へ出店したネコのしっぽ亭の店主です。

先日、念願のレシピ開発を行いましたので備忘録として本記事を作成しました。拙い記事ですが、今後レシピ開発をされる方の助けになれば幸いです。
ただ、今回開発したレシピは「棚数の少ない店舗が過疎地で来客数を伸ばすための安価な商品」がコンセプトですので、内部価値の高いレシピを開発したい方にとってはあまり参考にならないかもしれません。

はじめに

事前に申告しておきますと、筆者はレシピ開発に関してややあやふやな部分がありますので、文中に誤った内容が含まれる可能性があります。
また、他の方が投稿された、セクレタリ内のレシピ開発や住人売り関連の検証・考察記事の内容を踏まえて話をしている部分がありますのでご了承ください。

ここまで比較的真面目ぶった文章ですが、本文には雑な体感や計算、不真面目な文章が多分に含まれています。きちんとしたデータや検証などはほぼありません。許して。

レシピ開発に至るまでの自問自答

先輩方の検証により、住人売りで来店数を増やすには、自店を含めた競合範囲内の棚数を増やすことが重要であるという結果が出ていますが、レシピ開発当時、作業特化系店舗かつほぼ他店との競合がない場所に店を構えていました。

Q.なんで密集地帯にいかないの?
A.好きなように売りたいし、競合とか面倒……(建前)
 いきなり他店の近くに行くの怖い……怖くない?(本音)

Q.なんで販売特化店舗にしないの?
A.作業枠がたくさんあるほうが楽しいから。

Q.今まで通り業者向けの注文メインで稼げばいいのでは?
A.それは続けるけど住人にもたくさん売りたい。

我儘の権化としか言いようがありませんが、これらを総合して

作業特化店舗かつ過疎地でも来客数を伸ばせるようなレシピが欲しい!!!!

となったわけです。
あとはせっかくレシピ開発って機能があるなら使ってみたいなって気持ちもありました。

コンセプトの検討

レシピ開発にあたって考えたコンセプトはこんな感じです。

  • 販売単価を安くする
  • 分類を「食物」にする
  • 常に棚置きできるようにする

上記の考えに至った理由を詳しく説明しますと

販売単価を安くする

単純に来店回数を増やすのに有効だと言われているからです。
今回は大体500~1000Gでの販売を想定してレシピを作成することにしました。

商品カテゴリを「食物」にする

こちらは食物カテゴリがほぼ全ての住人の第三関心だと考えられているからです。
今回のレシピは低価格での販売を予定していますが、利益の事を考えるなら高額な他の棚置き品を買ってほしい訳です。そこで、このレシピ品の役割は完全に集客(他の棚置き品への導線)と割り切るのもありなのでは?と考えました。
そこで、他の棚にどんなカテゴリの商品を置いたとしても導線として機能させるには、ほぼ全住人がそれなりの関心を持っている食物カテゴリが一番望ましいかなと。ついでに他の棚置き品に対する関心が高くない住人の受け皿になればラッキーという考えもあります。
ただこの考え方に関しては私の思い込みが多分に含まれているので、正しくない気もします。

常に棚置きできるようにする

常に目のつくところにオリジナルレシピが置いてあるとテンションが上がるからです。
真面目な理由を付け足すと、在庫が枯れてたら集客の効果が薄くなるからですね。
これにより「他人のレシピ品を材料に含まない(消滅レシピが含まれるリスクの軽減)」、「常に市場に出ている材料を使う」などの方針が固まりました。

企画設計あれこれ

商品カテゴリは前述のとおり「食品」、流れで取り扱い業種は「食堂」、職種は「調理師」にしました。それっぽさと調理師のレベルが一番高かったからです。(開発当時LV7)
一度にたくさんできたほうが嬉しいので、成果量数は「大量」にしました。

余談ですが、完成後に何も考えず50回作業を複数回入れたら、1回目の時点で思った以上にできて「次の作業で倉庫あふれるじゃん……やべぇよ……やべぇよ……(作業枠に50回作業が2つ控えてる)(倉庫に次の50回分の材料)」ってなったので、反面教師にしていただければと思います。
成果数わからんのに50回作業を複数入れるのが悪い?それはそう。

閑話休題。

道具・材料に関しては、端数がちょっと邪魔だった「獣の肉」を起点に公式品RIVの記事をちらちら見ながら検討しました。その節は大変お世話になりました。
さらに「どうせなら たくさんほしい けいけんち」の思想に従い、材料の合計が50を超えるよう考えました。

で、最初期の構想がこちらです。

分類商品名数量
道具かまど1
道具木製食器1
材料獣の肉1
材料ミノ牛乳50

多分これアホが考えたレシピですね。
勘のいい方はお察しかと思いますが、ミノ牛乳で赤字な予感がしたのでボツになりました。残当。

考え直した結果、最終的な材料は以下の通りになりました。

分類商品名数量
材料木製食器1
材料50
材料獣の肉1
材料ミノ牛乳1

かまどが消えたのは開発費とかの都合です。
木製食器が材料になったのは、私の中の悪魔が「道具として使ったって難易度一般的ならそんなに内部価値増えないだろうし、材料でブチ込んだ方が得だろ。そこそこ安いし」とささやき、天使が「材料として確定消費すれば、経済が回り他の人の利益にもなりますよ」などと言ったからです。

実際のところ、木工師のレベル上げも兼ねて丸太から木製食器を作ったら思ったよりも量ができたのであまり経済は回らない予感がしています。てんしはてんしでもペテン師だった疑惑。

商品名はネコっぽさを入れる事を重視してたので「にゃんこシチュー」に決めました。最初は「猫シチュー」のつもりだったのですが、なんか猫が材料っぽくて嫌だなって。
「にゃんチュー」なんて名称もうっすら頭をよぎりましたが、レシピの掟チキンレースをするつもりは無いので秒で却下となりました。キャラクターのパロディはあぶない。(あくまで個人の意見です)

棚置後の感想とか

ここから先の内容についてですが、立地、流行、他の棚置き品などの要素をあまり考慮せずに話をしていますので、話半分ぐらいで読んでいただければ。

来店数と売れ行きについて

レシピ完成後、販売の基本方針は以下としました。

  • 完成したレシピ品(にゃんこシチュー)は1000Gで売り出す
  • 他の棚置き品は3000~6000Gぐらいで売り出す
  • 他の棚置き品はなるべくカテゴリが被らないようにする

肝心の来店数ですが、以前よりも増えている感じはします。検証とかする気がなかったので古いログ保存してないんですよね。
棚置き前はログが4~5日分は残っていた気がするのですが(1日に大体40~50人程度来店?)、1000Gで棚置きし始めてからは1日の来店数が70人前後になってるっぽいです。
数は1日で50前後出てるので、過疎地の割にはいい方かなと思います。複数買いがそれなりに出るのがおいしい。

来店数と売れ行きについて その2

実はこの記事、途中まで下書きして3週間近く塩漬けしてたので、書いてる途中で駆け出し店舗に改装したり、無競合の場所に移転してたりします。

移転後も販売方針はそのままにして様子を見ていましたが、1日の平均来店数が120人超えるようになりました。2棚増えただけでこれって、棚数増やすの本当に集客効果高いですね。ログが1日で半分以上埋まったの初めて見ました。
正直これなら棚数多い間は1500Gぐらいで売ってもいいかも。

来客数増えた割に1日の販売数は70前後であまり増えてない状態ですが、その分他の棚置き品に流れてるっぽいので当初の目論み的には大成功。やったぜ。

ざっくり感想

思ったよりも来客数が増えたし、他の棚置き品もそれなりに売れるようになったので、おおよそ理想通りのレシピができた気がします。
あとオリジナルのレシピ品が棚にある状況っていいですね。純粋に楽しい。

おわりに

なんか思ってたよりも文章量が多くて笑ってます。こんなに書くつもりはなかったんですけどね。
長々と書きましたが、この記事が今後レシピ開発される方の助けになれば幸いです。これ記事の冒頭でも言ったな。

謝辞

レシピ開発にあたり、情報屋で質問に回答してくださった歯車木工店様をはじめ、セクレタリ内の各種記事には大変お世話になりました。この場を借りてお礼申し上げます。

おまけ 値付けの話

レシピ広告などで宣伝する際に「1500Gあたりからお試し云々」と言っていますが、来客数少なすぎて適正価格を調べるのが面倒だったからこう言っているだけで、集客目的ではないのならもう少し上の値段にしても売れることは売れると思います。
うちの店で1500Gで売れた実績あるからヨシ!の精神で書き込んでるので。

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