ハロー、歯車木工店#29915です('ω')
自分はこれまで住民売り(NPC売り)についての仮説①(本編)を元に、主に「来店確率」「商品選択確率」「競合」の仕組みの話や調査をしてきました。
今回はこれまであまり触れてこなかった「住民のコメントと使用金額の決定」について、私見を述べようと思っています。
(特に新しい発見や知見は無いと思います)
検証が困難な部分が多く、想像で書いてる部分も多いのでそこんとこも要注意です。
【目次】
(1)公式説明の解釈
(2)購入商品を決めた後のプロセス
(3)住民コメントの意味
(4)使用金額の決定方法
(5)実際のコメント観測
(6)人口との関係
(7)終わりに
1 公式説明の解釈
公式の説明です。
住民のコメントは「住民が商品を手に取ったけど買われなかった」結果、発生するものとのこと。逆に、「まったく商品がつぶやかれない、買われないお店は売値や立地を見直すべき」とあります。
これを住民売り(NPC売り)についての仮説①(本編)前提で解釈しますと、
商品が買われず、コメントも付かない状況とは、
(1)販売競合範囲内の棚置き数&店が少なく、来店確率が低い(そもそも客が来ていない)
(2)住民評価額より値付けが高すぎて、商品選択確率で競合負けして商品が選択されない
の二つの状況が考えられます。なので、公式アドバイスも「売値や立地を見直すべき」と言っていると考えられます。(この辺は仮説と公式アドバイスが方向性一致してますね)
そして、住民のつぶやきは「競合に勝っていて、商品選択確率がそれなりにある(注目されている)商品だけど住民の財布事情や気まぐれで購入に失敗した時に発生するもの」と解釈できます。
やたらつぶやきばかりが多い場合は、値付けさえ直せば売れ行きは改善されるでしょう。
2 購入商品を決めた後のプロセス
仮説の中ではサラッと書きましたが、もう少し購入プロセスを書くと下記のような流れではないかと考えています。
上の公式コメントの「気まぐれ」の存在を考えると、前回の複数買いについて①では考慮していませんでしたが、実際には財布額が足りていても0個を選択する確率もわずかにあるのかも知れません。
3 住民コメントの意味
さて、住民コメントは、「その商品の住民評価額と比較した値付け額への評価」ではなく、「その街の住民財布と比較した値付け額への評価」であることは一部の方々は既にご存じだと思います。
(なので、レシピ品の適正価格調査で住民コメントを参考にすることはできません。)
試しにマップで表示される住民コメントを集計頂くと分かると思いますが、商品に関わらず、値付け額のランクに応じて住民コメントが変わります。ランクはお互いに重なり合っているため、一つの値付けに2種類のコメントが付くこともあります。
データ数が少ないので隙間がありますが、参考までにトパ郊外のおぼっちゃん(現環境:2021年1月9日)を調べると以下の通りです。
詳細参考→ 2021年1月時点トパーズ郊外の住民コメント表
下3つが、公式説明にある「たまたまお金が足りなかったか気まぐれで買うのを止めた時」のポジコメであり、上3つが「欲しいんだけど高いよ!!」のネガコメ、とよく言われています。
あんまりネガコメは出さない方が良い、という一般論はよく聞きますが、実際これはどのような線引きで発生しているのでしょうか。それを次に考えます。
4 使用金額の決定方法
ここからは推測の話になりますが、私は住民の財布額が次のようなイメージで、正規分布する確率で決まるのではないかと考えています。
一番右端がいわゆる「財布額の上限」。これを超えると確率は0=住民購入不可です。
住民の財布はある程度中央の数字になる確率が高く、極端に少ない額・多い額は選ばれにくくなります。
(理論上、競合が無ければ住民評価額を大きく超えて高値売りができますが、あんまりに財布額上限ギリギリを狙うと、その財布額が発生する確率自体が非常に低くなるため、住民コメントが乱発する状況になると予想されます。)
住民の購入プロセスが発生する度に、住民はこの「財布額ガチャ」で所持金を決定していると自分は考えています。
そして、この中央の数字から安い値付けの商品で購入失敗した時には「ポジコメ」、高い値付けの商品で購入失敗した時は「ネガコメ」が付いているのではないでしょうか。
(その中央数字からの離れ具合を示しているのがコメントのランク)
試しに、4000Gの商品を販売するとした場合が次の図です。
この場合、住民の財布額が4000Gを超えれば買えるため、赤い色の範囲の確率が有効です。たまたま4000G以下の財布額になって買えなかったとしても、それは低確率の現象であり、「このままの額で販売を続けても大きな問題にはならないよ」ということを住民は「ポジコメ」でPRしていると思います。
逆に、8000Gの商品を販売するとした場合が次の図です。
この場合、8000G以上となる財布額の確率は、8000G未満の財布額になる確率より少なくなります。全く買えないわけではないものの、購入失敗する確率の方が高い、ということで「値付けを下げた方が良いよ」というのを住民が「ネガコメ」でPRしていると思います。
これ考えると、住民のコメントランクの7段階というのはポジコメ3種、ネガコメ3種、住民財布超過1種の合計7種となっているんじゃないかな。これが揃えばプレイヤーは必要な情報を大体得ることができます。
まぁ、これらは推測の話なのですが。
5 実際のコメント観測
住民コメントのこと考えてて気になったので、2021年1月9~10日のトパーズ郊外で一定時間中に発生した住民コメント526個を、実際に調べてみることにしました。
スピポ350,000Gの購入失敗とかも含まれているので、平均値よりは中央値の方を見た方が良いと思います。
買い付け人や旅人は、普通の住民に比べると財布ガチャの上限額が低いような感じがします。特に買い付け人は3桁額の購入でもよく失敗している感じです。
住民別だと以下のとおり。旅人が人口が少ないわりによく購入失敗しています。
商品の値付けごとの、購入失敗回数はこんな感じ。ただ、そもそも4000~8000G代は住民向けの棚置き数自体が多いので、当然失敗回数も多くなります。
ちょっと注目したのは、住民売りレポートから見た、実際に住民が買っている商品の価格帯・その種類とコメント数の関係。
安い商品は購入回数が多いにも関わらず、やはり購入失敗確率が低い(財布額の方が大きくなる確率が高い)ためか、コメント数はとても少ないです。逆に高くなるにつれて購入回数は減り、代わりにコメント数(失敗数)が増えていきます。
高く売れるのは良いことですが、出来るだけネガコメがでない程度に抑えておいた方が確率的には買われやすいかも知れませんね。
住民コメントのポジネガ境界を見ている感じ、トパ郊外の場合は6,500G以下が安全圏かなって感じがします。
6 人口との関係
前に、主に来店確率の視点の話で住民売り(NPC売り)についての仮説⑩(人口増加考察編)を書きましたが、ネガコメが出る商品ばかりを置いていれば
購入失敗する確率が高い
→住民が買えない
→住民売り総額が増えない
→人口が増えない
となることは予想できます。
前々から、ネガコメを発生させていると人口が減る、というのは有力な説としてプレイヤー間でも良く言われていました。
ただ、今はもう人口がほぼ固定されているので、ぶっちゃけ自分の売上効率を気にしないのであれば気にしなくて良いと思います∠( ᐛ 」∠)_
7 終わりに
結構この辺は経験則で何となく掴んでいる人も多そうだし、住民売りの上で有用に使える訳でもなく、検証も困難なので、多分こうなんじゃねーかなーと言うのをダラダラまとめてみただけな感じになりました。∠( ᐛ 」∠)_
人口が大きく揺れ動く環境だったら、この辺の研究ももっと盛んになっていたかも知れませんね。それではバイバイ('ω')ノ
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