レシピはいいぞおじさんこと こかげ と申します。
前回は強敵でしたね。今度は簡単な依頼だといいんですがどうでしょうか。
今回は…「陰影の付け方や色の選び方を教えてください」だそうです。
どうやら自分でドット絵を作りたい人からのサンプル制作の依頼のようです。
そういうこともあります。レシピイメージのたたき台として使われてみましょう。
といってもこれは普通の絵の領域に踏み込むため、ざっくりとした説明になります。
題材はシンプルに球体が良いでしょう。そして球体で色が複雑でないもの。
ガラス玉や鉄球です。惑星を描いてもいいですが、凹凸の表現が複雑になるため今回は見送ります。
SO2では青色が好まれる傾向にあります。
レシピ素材として水や氷、ガラスが選ばれることが多いからです。
そうですね……青く綺麗な水の球体にしましょう。
これなら凹凸はありませんのでシンプルに仕上がります。
キャンバスサイズは16x16です。
まずは球体を作るために円を描きましょう。色は#0288D1を使います。
16x16で完全な円を描く場合2,2,1,1,2,2という間隔で色を配置してください。
中を#4FC3F7で塗りつぶします。
ここからが問題です。光の反射を考慮しないといけません。
光の方向と照りを可視化します。
右上から光が差しているというイメージで進めていきます。
黄色が光の方向。地面や壁などから反射した光も球体が受け止めます。
するとざっくり赤色の部分が明るくなりやすいです。専門的な解説は正直怪しいため省略。
まずは一番光が当たっている右上と言いたいところですが、左上からやっていきます。
左上は基本的に壁からの反射です。
球体が金属だったりすると壁の景色が映り込むことがありますが今回は無いものとして進めます。
一番光を受けるであろう場所を#F0FAFFと#CDEEFDを使って照らします。
球体の円周上の上側周辺は光が当たっているため色を少し明るくします。
色は#29B6F6を使います。
左上は壁が反射して移っていると思うのでシルエットをほんのり入れます。
色は#29B6F6と#3EB0E4を使います。
次に右側を描き込みます。
ここは光を多く受けているので円周上は明るくします。
色は#4DD0E1にします。
さらに右上に少しだけ#D1F5F9を入れて強い光だということを表現します。
更に右上側の中心に向かって#4DD0E1をモザイク状に入れます。
次に右下部分は地面からの光の反射を強く受けているためそれを表現します。
色は#D1F5F9を使います。
地面のシルエットを下側に入れます。
色は#84CCD6と#38A7DAを使います。
最後に左下からの地面からかすかにですが反射してくる光を入れます。
色は80DEEAです。
これで水の球体の完成です。余白を透明設定にして書き出して確認しましょう。
光と影の入れ方が一番わかり易い題材なので理解の一端になれば幸いです。
依頼者に提出しましょうか……どうやらいまいちピンとこなかったようです。
ですが後々これはこういうことだったのかという気付きが起きることを期待しましょう。
いかがでしたでしょうか。
今回は基礎練習のようなものであり、実際には長めの色選択の試行錯誤があります。
カラー選択では255の濃い色を多用するとそれ以上の色が無く選択肢がなくなるので注意しましょう。
第一回にこれをやるつもりではあったのですが、あまりに無骨すぎて避けていた題材でもあります。
キャッチーでイメージのし易い刀剣のほうが刃の部分などの金属の光り方を想像しやすいため
題材に剣を選択したのですが、どうやらもっと先を知りたくなった方もいたようですので今回記事にしました。
次回はどんなドット絵を描いていきましょうか。
お相手は こかげ でした。
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