まりもの店。
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氷のレシピの物語 2話目

始めは挨拶と決まってまして。

やあ。

挨拶終了

材料決めてつくりましょ

「氷を50個入れるのです〜」
「持ち手の部分はどうしましょー?」
「魔石で包んだ氷でいいのではー?」
「魔石は最近高くなりつつありましてー。」
「おなかすいたのでなななくさがゆでもたべませんかー?」
「食べてから考えよー!」

いろんな提案を出し合いながら議論していく妖精さん達。少しほっこりします。実際、自分は横で見ているだけなのですが。
『オーナーさんは働かない』といった傾向がありますが実際はそうです。アイデアを出したり、資金のやりくり…も妖精さんがやってくれるのですが、それ以外はそれぞれの事に特化した妖精さんがやってくれるのです。唯一、オーナーらしいことをするというと、強いていえば妖精さんへの指示くらいでしょうか。

自分「とりあえず、今回は試験段階です。元々は氷のはけ口として実行した計画ですから、それで予定していた利益より多く出れば一石二鳥程度に考えておこうと思ってます。みなさんはどう思います?」
妖精「つくるからには利益出したいですなー?」
妖精「限界突破してみたいですなー?」

妖精さん達はすっかりその気のようです。みんな張り切ってます。なななくさがゆを食べている以外は。

自分「まず、入れておきたい材料や道具を提案してみてくださいな。」

そう言うと、妖精さん達はじっくり考えたあと、

「氷ー!」「魔石ー!」「なななくさがゆー!」「盾の本ー!」「甘口カレー!」「ミスリルの杖ー!」「ミノさんー!」「牛乳ー!」「チーズー!」「ぶどうー!」

さらに考えがまとまらない提案が出てきました。前半はよかったです。

自分「牛乳なんてどこに使うんですか…」
妖精「牛乳ぱわーで敵を遠ざける?」

それ牛乳の盾でいいですよね…と言おうとしていた口を咄嗟に塞ぎました。そんなことを言ってしまったら「じゃあ牛乳の盾つくろー!」なんて言ってしまうに違いありません。

妖精「あ!それなら牛乳の盾を作ればいいのでは!?」
「「「それだー!」」」

どうやら気持ちを読み取ってくれたかのように発言してくれたその言葉は、妖精さん達をあらぬ方向へと転がして行くのでした。

自分「って違うでしょーそうじゃないでしょー氷の盾を作るんでしょー。」
妖精「氷の盾をつくろー!」
「「「それだー!」」」

そしてこのまま、約3回ほどこのやり取りをループするハメになるというのは、妖精さんの性格からして言わなくてもわかりきったことでした…
最終的に組み上がった案としては、

自分「じゃあ、氷をベースに魔石を組み込んで能力を底上げしてミスリルの杖で固める作業を盾の本を見ながら200個ほど作るという感じでいいですか?」
妖精「おっけーです!」

こうして、レシピ申請をして資金が一気に吹き飛んだと引き換えにレシピを作ることが出来ました。

自分「ただいまー。レシピの申請をしてきましたよ。」
妖精「さっそくつくろー!」

という妖精さんの声で作業妖精さん達は全員氷の盾を作り始めました。作り上げるのはとても早く、5分もかかっていないと思います。いいえ、張り切っていたからではありません。クイックポーションを飲み干したのです。
何度かの失敗の末、

妖精「かんせー!」
自分「どんなかんじですか?」
妖精「んとねー!あおいよ!」
自分「そりゃそうでしょうね?」

形はよく見た事のある盾の形でした。その周りに紅く光っているものがあり、持つところはひんやりとしていました。
image←こんなの。
それをじーっと横からみる販売妖精さん。

自分「…売りたいですか?」

そういうと妖精さん達は全員目を輝かせ、さっそく棚に並べました。
最初は売れにくかったですが、最近の市場に盾はあまり置かれていなかったので、競合しないようにと他の輸送妖精さんやら趣味で集めてるおじさんやらが集まってきて、売上は好調でした。

自分「思ったよりもよく稼げましたね。」
妖精「だいせーこーですよオーナーさん!」

こんな感じで、新たなレシピがまたひとつ完成したわけです。

とりあえず終わり

すっごい適当に終わらせてしまった()今回は用語集ないです。

追記

ドット絵拡大の方法とかわかんないです( 'ω' )

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